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2017-11

格安ツアー - 2011.12.23 Fri

 細かい日にちは忘れてしまったが、12月に入ってからのことは確かである。家でテレビを見ていたら、各種格安情報提供というものが目に飛び込んできた。
 その中の1つ、『格安、カニツアー』という企画が目に付いた。何に驚いたかというと、『ツアー料金の安さ』にである。名古屋から福井までバスにて往復して、カニを食べて3980円である。ちなみに、一宮ICから敦賀ICまでの平日の通行料金は片道2650円、ETC割引を使っても1850円である。安いほうで往復したとしても3700円がかかることになる。ということは、このツアー料金は、高速道路の通行料金とほぼ同じで、私たちが個人で行こうとしても行けない料金ということになる。
 このツアーを企画したのは、通称カッコウツアー(名阪近鉄旅行社)で、早速、申し込んだ。
 旅行日は12月22日、昨日であった。
 出発時点では、どんよりとした曇り空、気温は低く肌寒い冬を感じさせる生憎の天気であったが、本日の目的は観光ではなくカニを食べるためであるので天候など2の次とばかりに勇躍、バスに乗り込んだ。
 超満員の46名の乗客を詰め込んだバスは、8時30分に名古屋駅西口を出発した。柳橋から名古屋都市高速に乗り、一宮で名神高速道、米原で北陸自動車道を乗り継いで、1時間余で敦賀ICに到着する。途中、車窓から道路脇にまだらに積もった雪景色で北国を感じながら、まずは昆布館に向かう。
 こういうバスツアーは、このようなショッピング施設を何ヶ所も回りながら旅を進めていくのが恒例になっていることは先の佐渡島旅行で知った。これは施設側からバス1台に対して何がしかの礼金というかバックマージンの形で支払われるのだと推察できる。企画会社にしてみれば、ツアー参加者からの旅行代金に加えてこれらのバックマージン収入によって収支のツジツマを合わせているのだろう。ちなみに、各ショッピング施設での所要時間は平均30分ばかりである。
 昆布館の買い物を終えてバスに戻ってくると10時を過ぎてそれほど経っていない。次の予定は食事ということになっていたが、早過ぎるので気比神宮の参詣を先に済ませることになった。
 いよいよ、お目当ての昼食だ。
 昼食のメニューは、『訳ありズワイガニ約1杯定食』と銘うってある。『訳ありガニ』というのは、味に遜色ないが足折れや傷かあって商品としては適さないカニだと説明されている。また、『約1杯』という表現は、このように足などに欠落した部分があるカニということで、完全無欠の品とは区別してわざわざ『約』の文字を付け加えているらしい。
 食事場所は、若狭湾沿いにある千鳥苑(ちどりえん)。ここは演歌歌手の五木ひろしが経営する店として一般に知られている。ここの2階の大広間が昼食の場所として提供された。というより、千鳥苑が食事を請け負ったのだろう。
 会場には既に配膳がされていて、膳の上にはデンとズワイガニが乗り、私たちを迎えていた。場所は何処でも好きな場所を選んでよいことになっていた。ただし、2人連れは相向き合って座るように指示された。これに従い、姫君と向き合う形で適当な席に座る。
 さて、カニと対峙し、じっと観察する。
 形は、大きくもなく小さくもなし。ただし、足1本が欠けていたのは、事前の説明通りだ。総じて、見た目には美味しそうなカニである。
 次に、甲羅に手をかけて割る。
 中から水がトロトロと流れ出した。冷凍の氷水の処理がきちんとできていなかったようだ。甲羅の内側を見ると、渇き気味の色濃い味噌が張り付いていた。高まっていた期待感がジェットコースターの下降に移ったときのように急速に冷め、萎んでいった。
 足の1本を割ってみた。
 中の身は、カスカスといっては可哀そうだが、決して詰っているとは表現できないものだった。味も然り、決して褒められるようなものではなかった。
 このように私が期待していたものとはほど遠いカニであった。この感想は私だけではなかったようで、周りからは「398(サンキュッパァ)だ……」という失望の小声が聞こえてきた。
 これはこれで良しとしても、困ったことになった。
 カニ以外のおかずは、うそばのナベ、甘エビ3匹(さしみ)、小鉢(ごぼうの煮物)、漬物だけと品数が少なすぎる。小鉢および漬物の食べられない私は、御飯だけ食べなければならないことになるので、最悪の昼食となってしまった。ちなみに、うそばとは、うどんとそばを張り合わせた麺類で、これは北陸地方の新しい名産品であるとの由だが、私はそれほど旨いものだとは思えなかった。
 これで本日のメーン行事は終わった。
 午後からは、『日本さかなまち』、『小牧のかまぼこ』、『めがね資料館』、『越前そばの里』を各々買い物に立ち寄ると、これで予定を終了。
 そば工場から最も近い武生ICから北陸自動車道に乗り、往路を逆に辿って18時過ぎに名古屋駅西口に帰ってきた。
 これで格安ツアーは終わったが、満足度はどうであったろうか。
 カニを目的としたツアーとなると、肝心のカニがイマイチで満足だったとは言い難い。
 カニの代わりにブリの照り焼きでもおかずにしたら、昼ごはんとしては満足で買い物ツアーとしては割安感があろうが、これではインパクト不足であることは否めない。第一、私たちは参加をしなかっただろう。

昼食

● COMMENT ●

期待外れでしたか

 三太夫さん、こんばんは。
 格安カニツアーは期待外れのようでしたね。やっぱり398ではそんなもんでしょうか。私は、この冬はカニ旅行の予定はありません。以前は正月明けに丹後によく行ったものです。

 三太夫さんがカニを召した「千鳥苑」ですが、私もこの9月に職場の旅行で行ったことがあります。海鮮バイキング-確か2000円だったと思うですが、そんな格安メニューでした。まあ、値段に見合った料理でしたね。あと、「日本海さかなまち」「小牧かまぼこ」にも立ち寄りましたが、恒例のコースになっているようですね。そうそう、この小旅行は、大河ドラマ「江」のイベント館がもう一つのメインになっていました。

 kitayama-walk さん、おはようございます。
 昔、若狭湾内の早瀬漁港の近くの民宿へカニが解禁されるを待って、毎年のようにこれを食べに行っていました。最初の頃は手拭き用に厚いタオルが出ていたのが、何時の頃からかおしぼりに、その次にはペーパーナプキンに変わってきました。後になって考えてみると、それはカニがパサパサになってきたのに比例していました。このように私たちが口に入れることのできるカニは、こんなものだと諦めるのが良いのでしょうね。
 年明けに他のカニツアーが予定されております。798(ナナキュッパー)でカニ3杯というふれ込みのこれまた格安ツアーなので、期待できるのは今のうちだと想像をたくましくしております。


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