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蔵王山(ざおうざん・1841m) - 2011.09.03 Sat

 蔵王の名前は、地理音痴の私でも知っていた。
 ここは、スキー場で有名だし、積雪の時期には樹木に積もった雪が凍って美しいオブジェを作るのを写真で見て知っていた。でも、蔵王山という山があって、これが百名山になっていたことはまったく知らなかった。私が百名山のにわか信者になったとはいえ、知識というとこんな程度で、教祖・深田久弥さんには怒られそうである。
 蔵王山というのは、幾つもの山の塊の総称であり、幾つもある頂には各々に名前が付けられている。この中で主峰とされているのは、標高1841mの熊野岳だとのことだと、ガイドブックには書いてある。
 ここへ登るには、ロープウェイ2本を乗り継いで地蔵山頂駅まで到達すれば、ここから蔵王山頂までは45分内外で行くことができるということなので、私たちは一も二もなく、これに飛び付いた。
 7月25日、那須岳から下山してから国道4号線をのんびりと北上、ロープウェイ乗り場のある山形市へ向かって車を走らせていた。
 というと私の意思で車を走らせているようだが、実際はカーナビに道案内を任せているので、私自身は4号線を離れてからは何処をどのように走っているかはサッパリ分からない状態だった。
 このようにして車を走らせていると、突然、『蔵王町役場』の道路標識が目に入ってくる。
 蔵王町というからには、蔵王山に関する資料があるはずとの考えがひらめき、直ちに道路標識に従い、役場の方向へハンドルを切る。
 役場の受付嬢に尋ねると、3枚くらい資料をくれ、「これから登られますか?」と逆に訊かれる。これには驚き、「明日の朝、ロープウェイで登ります」と答えて役場を出る。
 車に戻り、改めて貰ってきたパンフレットを眺めてみると、ロープウェイを使用するルートは北側から登るもので、この他に南側から登るルートもあることが分かる。
 もう1度、役場へ戻って受付嬢に尋ねると、登山に明るいという男性職員を呼んでくれる。彼によると、役場から蔵王エコーラインで刈田峠まで行き、ここから蔵王ハイラインという有料道路を使うと、その終点が登山口になっていることが分かる。
 この駐車場までは役場から1時間もかからずに行くことができることも分かる。ちなみに、ここからロープウェイ乗場までは、この倍はかかると思われる。
 これを聞いて、予定を急きょ変更。役場で教えてくれた蔵王エコーライン側から登ることにした。
 ちなみに、蔵王ハイラインは、料金徴収所が8時から17時までなので、この時間帯に通過しなくてはならないことも併せて教えてくれた。
 ここから直ちに蔵王エコーラインで刈田峠に向かう。そして、17時30分頃、蔵王ハイラインの入口、料金徴収所に到着すると、ここの係員は既に帰った後のようで誰もいなかった。出入り口は工事用のバリケードを置くことによって開閉の意思を表示するようになっていたが、この時点では封鎖されることなく解放されていた。このため、入って入れないことはなかったが、こんなことをするのも躊躇われるので、蔵王エコーラインを少し戻って、駒草平の駐車場で、この夜を過ごすことにする。ちなみに、蔵王ハイラインの終点駐車場にはトイレも併設してあったが、ここのトイレは使用禁止になっていたので、ここまで入ったとしても、トイレが使えないようでは不便なので、結局、駒草平駐車場まで戻ったことだろう。
 蛇足ながら、この蔵王エコーラインには、ここ駒草平駐車場のようなトイレ付きの駐車場が何ヶ所も設けられていて、これらでは何れも車中泊が可能であった。
 夜、酒宴を催しながら反省した。
 ここの状態が前もって分かっていたとしたら、2時間、ここへ来る時間を短縮させれば、その日のうちに下山ができていたことになる。2時間の時間短縮は、高速道路を使うなど、交通手段の変更でいかようにもなった。こうしてみると、事前準備がいかに大切であるかを痛感させられた。

蔵王山の御釜

7月26日
 5時過ぎに駒草平駐車場にて目覚める。
 蔵王ハイラインは、8時に開通するので早く出かけてもダメかもしれないが、昨日の状態のままなら料金は後払いで入ることは可能なので、取り敢えず、ここまで出かけることにする。ちなみに、もし、閉鎖されておればバリケードの前で、ゆっくりと朝食を摂りながら待てばよいと考えてのことだった。
 有料道路の入口は、前日と同様、解放されたままであった。料金の520円は帰りに支払うことにして、そのままゲートを通過する。
 この有料道路は、ごく短い距離を走るだけで終点の駐車場に到着した。
 ここの駐車場は、5、60台の車を収容可能だと思われる規模のもので、この脇にはトイレ棟も併設されていたが、鍵がかかっていて使用できない状態であった。また、隣にはレストハウスのような建物もあったが、ここが営業をする前に私たちは立ち去ったので、どのようなものかは分からない。
 ここの駐車場で、ゆっくりと朝食を摂り、出発に備える。
 そして、5時49分、駐車場を出発する。
 レストハウスの横を通って広い登山道を歩いて行くと、刈田岳と蔵王(熊野)岳を繋ぐ登山道に交わるので、これを刈田岳とは反対の左手、北側へと進路を採る。
 前方の蔵王岳の方向には少しガスがかかっているが天気は良く、また、登山道も緩やかな歩き易い道なので、ルンルン気分で歩くことができる。
 そのうちにガスは綺麗に取れてきたと思っていると、上空は抜けるような青空が広がってきて、一層、気分が良くなってきた。
 そのうちに左手に御釜が見えて、私たちが歩いているのが御釜の外側の縁だということが分かってくる。
 昔、蔵王山の御釜から女性の死体が上がったという場面がストーリーの初めという推理小説を読んだことがある。確か、梓林太郎の小説ではなかったかと記憶している。この小説の粗筋も内容もスッカリ忘れているが、冒頭部分だけは記憶に残っていたので、これがその御釜と興味深く眺めてみたが、ここでそんな犯罪が起こるようには考えられず、作家の空想力は私たち凡人では思い付かないものだと、返って驚いたものだ。
 ここを過ぎると、三叉路にやってきた。
 ここには道標が建てられていたが、文字は読み難く、地名も分からないのので、取り敢えず直進することにした。
 ここからは、少し登り勾配を感じる道となったが、いずれにしても距離は短く、直ぐに上に付いてしまった。ちなみに、ここへの到着時刻は、6時25分だった。
 ここは4つ辻になっていて、ここにも道標が建てられていた。また、ここには避難小屋も建てられていた。
 道標によると、この4つ辻を左折すると熊野岳だとのことだった。そうすると、先ほどの3叉路を登ったほうが近道だったことが分かるが、時間にすればたいして余計にかかったことにもならず、格別、損をした気分でもなかった。
 ここから歩くこと10分足らずで、熊野岳の頂上に付いてしまう。このとき、時計は6時34分を示しており、駐車着からの所要時間は45分に過ぎない。このあっ気なさからか、はたしてここが頂上でよいものかという不安な気分にさせられ、一足遅く近道から登ってきた登山者に尋ねたくらいだった。
 ここで写真を撮り、熊野神社の祠を見ると、もうやることもない。
 6時43分、早々に下山に取り掛かる。
 下山は、先ほどの3叉路へ直接通じる巻き道を使う。
 そして、7時19分、駐車場に帰り、所要時間1時間30分という蔵王山登山はあっ気なく終わってしまった。
 あまりにも早い下山だったので、困ったことも起こった。
 風呂を近くの遠刈田温泉を予定していたが、ここへ着いたとき、この温泉街は昨夜の続きで、店を開けている所は1軒もなかったという笑い話のような現実に出くわしたことだ。

蔵王山頂上

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