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2017-06

早池峰山(はやちねさん・1917m) - 2011.09.01 Thu

 早池峰山への登路は、河原坊からと小田越のコースが一般的である。その他の登路はないわけではないが、一般的ではなく殆どの登山者はこの何れかの登路を使って登っている。
 河原坊も小田越の何れもが県道25号に面していて花巻市のほうから行くとすると、最初に河原坊の登山口、次いで小田越の登山口という順序である。
 なお近年、日曜と祝祭日に限って、これら登山口へは車の乗り入れが禁止され、岳集落(早池峰神社)に車を駐車して、ここからシャトルバスを使用しなくてはならないらしい。
 私たちは、7月26日に河原坊の登山口に車を乗り入れ、翌27日に帰った。これらは、火曜日と水曜日と何れも平日だったので、乗り入れ規制には引っ掛からなかった。
 なお、この駐車場は、20台くらい停められる区画に区切った場所が4ヶ所くらいあって、計80台が収容できるらしい。この駐車場には、トイレ棟が併設してあり、また、道の向こう側には早池峰自然保護センターと銘打った建物があり、管理人も入っているようだが、これが何を行っているかは審らかでない。

2011_07_27 ハヤチネウスユキソウ②

〈7月27日〉
 前夜、河原坊の駐車場で快適な車中泊をして一夜を過ごし、4時過ぎ、目覚める。だが、目覚めた現実は快適というわけにはいかなかった。天気が芳しいものではなかったのだ。今にも降り出しそうな気配であった。
 これでは出発するわけにはいかず、様子見をしていると、こんな天気に関わらず出発して行く登山者も現れた。こうなると、私たちも結論を出さねばならず、そわそわし始める。その結果、私たちも出発することに決める。
 5時30分、駐車場を後にする。
 トイレの脇を通って車道に出ると、その先が登山口だった。
 30分も歩くか、歩かないうちに雨が落ちてきた。取り敢えずカッパを着けたが、ここで強行しては後になって何をいわれるか分からないので、「まだ、歩き始めてから間もないから帰ろうか?」と姫君の意向を確かめると、「帰るの?この程度なら大丈夫だわよ」と意外な答えが返ってきた。私も初めから引き返す気持ちはなかったので、この答えは渡りに船であった。
 このルートは、最初のうちはコメガモリ沢に沿って登っていくが、何度も徒渉を繰り返していくのだが、こんな雨模様の日に関わらず水量は多くはなく、徒渉といっても危険はないので助かる。
 こんな沢道を詰めていくと、何時しか、森林限界は過ぎて岩の尾根に乗っていた。この辺りが頭垢離(こうべごうり)というらしいが、特に標識は出ておらず、何も知らないままに通過していた。ちなみに、この通過は、7時頃だったと推定される。
 尾根に取り付いた頃から天気は、一層、悪くなった。雨はザンザカ降りではないものの、量は増え、悪いことに稲妻まで光り出し、時間が経過するとともに大きな音が加わるようになってきた。稲妻が光ってから音が聞こえるまでの時間を「イーチ、ニィー、……」と数えていたが、この間隔が短くなってきたので、ソロソロ岩陰に身を隠さなければならないかと、適当な岩を目で探していた。10余秒まで近付いたが、その後、稲妻が光らなくなり、何分かのちになって遠くのほうでゴロゴロと小さく鳴って終わり、通り過ぎてくれて助かった。後になって、このときのことを姫に訊くと、「何時、ストックを手放そうかと、そればかり考えていた」とのことで、姫も私同様に怖かったらしい。

難所の1つ

 7時29分、『御座走り』の標識の立つ場所を通過する。
 ここに難所が控えていた。10m以上の1枚岩が目の前にそびえ立っていた。岩の立つ角度は、60度以上もあるかに見受けられる。でも、こここにはロープが付けられていたし、岩に足場として使う切れ込みが付けられていたので、比較的簡単にこの岩場を乗り越すことができた。
 これを越えてからは登りの角度が急になってきた感が強くなってきた。見上げると頂上ではないだろう途中の岩の頂が、大袈裟に表現すればこ頭の上に落ちてきそうな位置にあるように見える。でも、実際に歩いていると、両手を使って岩をよじ登るような所はなく、足だけで歩いて行くことができるので、実際には見た目で感じるほどではなかった。
 7時46分、『打石』の標識が見えた。ここが8合目らしい。この辺りになると、雨は上がったが、依然としてガスに囲まれていて視界は悪い。
 この辺りから花が増えてきているが、ザックの中からカメラを取り出すような状況ではなく、別に持つコンパクトカメラで少し撮っただけだった。後から考えると、モッタイナイことをしたと思ったが、この時点ではそれどころではというのが正直な心境であった。
 7時58分、『千丈ヶ岩』を通過した。ここには、『河原坊まで2.2km・頂上まで0.4km』と書き込まれており、頂上まで残り僅かであることを知った。
 そして、8時34分、頂上に到着した。
 頂上には、何本もの鉾と思われるものが何本も立てられ、祀られていたのが印象的だったが、ガスに覆われて見通しが利かなくては長居もできず、直ぐに僅か下に建っていた避難小屋に入って、ここで食事を摂りながら、暫しの休憩を採る。
 9時06分、避難小屋を出て、下山に取り掛かる。
 当初の予定では、往路をそのまま引き返す予定だったが、「ここは思っていたより急であり、足場の岩が濡れていては危険が多いので小田越へ降りたい」という姫君の希望で、小田越を目指す。
 このルートは、一部、急な所や長い梯子があるにはあるが、総じれば穏やかなコースで歩き易く、10時35分、小田越の登山口に帰り着いている。意地の悪いことに、この頃になると上空は青空が半分くらい広がっていた。
 普通なら、これで終わりだが、本日は車の置いてある河原坊までの2kmを歩かなくてはならず、トボトボと舗装道路を歩き始めた。でも、小田越から河原坊までは降り勾配であったのが唯一の救いだった。
 こうして、道端の野草の写真をカメラに収めながらのんびりと歩き、11時15分に河原坊の駐車場に到着した。

早池峰山頂上

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