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2017-09

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朝日連峰(あさひれんぽう・1870m) - 2011.08.21 Sun

 山形県と新潟県の境に位置する山塊の1つで、朝日連峰という山並みがある。先に紹介した飯豊連峰が県境に位置するのに対して、朝日連峰の主峰である大朝日岳は県境稜線から離れて山形県側にある。また、飯豊連峰との位置関係は、飯豊連峰が山形県の最南端であるのに対して、朝日連峰はこの北側にある。

〈8月1日〉
 月山から下山して『道の駅・庄内みかわ』で風呂に入り、鶴岡市内で買い物を済ませてから、朝日連峰の登山口へ向かう。
 朝日連峰の登山口は複数存在するが、最短コースとリクエストすると、答えとして出てくるのが古寺鉱泉口コースである。他のコースが、最低1泊は必要とされるが、これだと日帰りが可能だとのことである。
 ここの駐車場にはトイレも付いているとのことだが、どんなものかも分からないので、ここへ行く手前の『道の駅・月山』に立ち寄り、ここが気に入ればここをこの日の宿とする予定であった。
 だが、『道の駅・月山』は、国道端の騒がしそうな場所であるのに加えて古臭い感じだったので、ここをパスして直接登山口に向かう。
 古寺鉱泉には、朝陽館という宿屋があるが、ここは人里離れた僻地なので固定電話はなく、衛星電話なのでカーナビは簡単に合わせることはできず、前もって調べてあった住所(山形県、大江町大貫見字古寺)を指定して案内させる。
 林道に入いる辺りからカーナビは案内を止めてしまったので行き過ぎたが、その先のトンネルが通行止めになっていて戻ったところで左折する標識を見付けて林道へと入っていく。この林道3、4kmを走った所で行き止まりになり、ここに広い駐車場が設けられていた。その隅には、ポータブルのトイレ2基が置いてあった。ポータブルかと失望したが、中は奇麗で案外に使い勝手は良かった。
 間もなく、単身登山者が降りてきた。早速、情報収集に当たると「今朝、5時前に出発して、今(確か、17時30分頃だったと記憶している)、やっと降りてきた。私は足が遅いので時間がかかったが、早い人たちは1時間くらい前に降りているだろう」とのことだった。この人は、往復13時間を要している。これはこれでもよいが、普通の人でも12時間もかかるようでは大変なコースだということになり、これは大変な所へやってきたものだと身構えた。
 ちょうど、ここに居合わせたのが、私と同郷の後藤さんだった。これは奇遇だと後藤さんを誘って酒盛りをする。

朝日連峰①

〈8月2日〉
 私たちが出発の準備をしていると、早くも準備万端を整えた後藤さんが私たちの車に立ち寄って挨拶をして、早々と発っていった。
 4時47分、私たちも彼の後を追いかける形で出発する。
 昨日、教えられたように大きな立て看板の横を奥に向かって歩いて行くと、3、4分で古寺鉱泉の唯一の旅館である朝陽館に着く。この旅館は、かなり古く傷みも激しい感じがする。ちなみに、風呂も沸かしで、日帰り入浴は受け入れていないとのことだった。
 この朝陽館の横手から本格的な登山道が始まっている。
 ここの道は土が中心で、岩の道に比べると歩き易いが、勾配は急で木の根っこを踏み台の代わりにして登っていく所が多く、岩の道と同様に足元に神経を払いながら歩かなければならない。
 30分も歩くと辺りはブナの林になってくると共に明るさも増してくる。この時間であれば、太陽の位置も高くなって、陽の光をいっぱいに降り注ぐはずだが、本日は曇天、それも厚い雲に覆われているらしく、さわやかな朝というには程遠い天気だった。
 6時04分、登山道が少し広くなり、その1角にはビニールパイプの先から水が流れ出していた。この水を赤いバケツで貯めて、その脇にはマグカップが用意されていて、「一杯、お飲みください」と歩き疲れた登山者に呼び掛けているかのような絶好の水場があった。地図によると、ここを『一服清水』となっていた。ここで立ち止まり、湧き出ている水を飲んだが冷たくて美味しい水だった。
 ここは水を飲んだだけで、直ぐに歩き始める。
 10分足らず歩いたところ、6時13分、三叉路にやってきた。真っ直ぐ進めば古寺山経由の小朝日岳への道。斜め右手へ戻るように進むと日暮沢小屋への道であることを記した道標が建てられていた。古寺鉱泉からここまでのコースタイムは1時間40分になっているが、私たちは1時間26分で到達している。このときはコースタイムなどは気にしていなかったが、こうしてレポートを書いていて気付いたことだが、概ね、コースタイムで歩いていたことになる。
 先ほど、冷たい水を飲んだばかりなので、もちろん、私たちは休憩する気は起らず、この道標を横目に見て直進する。
 これを過ぎた辺りから登山道には小さい岩が目に付き始め、次第に岩のゴロゴロとした道に変わってきて、少々、歩き難い。勾配も緩急はあるが、依然として急な所が多く、足や心臓への負担は大きく、嫌な歩きを強いられる。
 6時52分、2つ目の水場にやってきた。ここには『三沢清水』と記した標識杭が建てられていた。ここの水場は沢水を引き込んだものらしく、ビニールホースから水が流れ出していた。飲んでみると、沢水とはいえ、結構、冷たい水だった。ちなみに、ここでは『三沢清水』を『みさわしみず』と読んでいたが、帰ってから調べてみると『さんざしみず』と呼ぶことが分かった。
 ここで初めての休憩を採り、朝食代わりのパンを口に入れる。
 5分足らずの休憩を終え、再び、歩き始める。
 道は相変わらずの急登であるが、高度が上がったためか、所々で見晴らしが良くなる場所が出てきた。相変わらずの曇天であるが、いわゆる高曇りというやつで水平の見通しは充分にある。このため、景色はそれなりに楽しめ、眼下には雲海が広がり、モノトーンながら情緒ある風情を醸し出していて、疲れた身体に力を与えてくれる。
 7時25分、とあるピークにやってきた。ここには標柱が埋め込まれていて、ここには『古寺山山頂、1501m』と書き込まれていた。
 ここからは、目の前に小朝日山、その向こう側に大朝日岳に通じる主稜線が見えていて、これまでの目標なしの歩け歩けとは異なって、目標を見定めての歩きに変わってきた。
 これに気を良くして、ここは素通りする。
 古寺山から、若干、降ると、直ぐに古寺山と小朝日岳の鞍部になり、今度は小朝日岳への登りに入ってくる。
 7時52分、小朝日岳の頂上へ登る道とこれを登らずに巻いて稜線へ出る分岐にやってきた。小朝日岳までが400mとのことだったので、直登することも頭の隅を過ったが、何はともあれ楽して登ることが先決だとの誘惑には勝てず、殆ど間髪をおかずに巻き道へ足を踏み入れていた。
 巻き道は水平だろうと予測していたところ、これが外れて基本的に降りの道だった。折角、登ってきたのが帳消になるので嫌な気がしてきたが、これは取り越し苦労に過ぎなかった。
 8時10分、主稜線に交わったが、この合流地点は小朝日岳からの降り道の途中だった。ここから更に5分くらい降った所が鞍部であったのだ。
 この鞍部で小休止を採る。この間、小朝日岳の岩肌やずっと下のほうの雪渓を残した深い谷を眺めながら2度目の朝食を採る。
 ここからは小さなアップダウンを繰り返す稜線歩きである。本来、景色を愛でながら快適な歩きが行われただろうが、先ほどの休憩の頃からガスが出始めて視界を狭くしてきていて、これを充分に楽しむことはできなかった。でも、この稜線にはマツムシソウ、ヨツバシオガマなどなどの花が姿を見せ始めたので、景色の悪さが相殺されたようだ。
 9時09分、『銀玉水』の標識の立つ、小さい広場にやってきた。ここの水場は、良質な水が調達できるとガイドブックに書いてあったので、汲みに行きたいところではあるが、どれくらい時間がかかるかが分からないので、水を採るのは帰路ということにして、ここは素通りした。帰り道で水場まで行くことにしたら、何と、標識の位置から2、3秒も歩くか、歩かないうちに立派な水場があった。ただ、登山道から見えなかっただけのことだった。ちなみに、ここの水場は湧水で、地中からパイプで導かれ、その回りは石垣が組まれ、大事に保存されていることが分かった。
 9時28分、前方の頂に人が立って景色を眺めているのが、ガスの間からみえた。てっきり、ここが頂上だと思ったが、これは間違いで、登山道はこの頂を通過せずに巻いて通り過ぎた。
 この辺りで下山者に出会った。後になって判明したが、彼が大阪の田中さんで、次の飯豊連峰にも同じように登ることになった。
 9時39分、大朝日岳山頂避難小屋に着いた。小屋の回りはお花畑で、コゴメグサ、ウサギギク、ウメバチソウ、ウスユキソウ、クルマユリなどなどが辺り一面に咲き誇っていたが、写真撮影は後回しにして、取り敢えず頂上に向かうことにする。
 頂上に向かって歩いていると、後藤さんが降りてきた。20分くらい、頂上で待っていてくれたらしいが、ガスも濃くなってきたので降りてきたらしい。
 小屋から頂上までは、いした登りではなく、また、距離も短い所から、15分くらいで着いてしまう。
 こうして、9時55分、朝日連峰の主峰である大朝日岳(1870m)の頂上に立つことができた。
 ここに到着する前から分かっていたが、ガスが周囲を取り巻いていて景色を望むような状態ではないところから、写真を撮っただけですぐさま下山ということになった。したがって、頂上滞在時間は、6、7分という慌ただしいものであった。
 10時頃、頂上を後にして下山を開始する。
 本日は、長丁場が予想されたので、写真撮影は二の次だと考えて、大きいカメラは持たずにきている。このルートには、結構、花も多かったので、この程度で往復できるのなら持参すべきだったと後悔した。こんな具合で、花の写真は撮ったことは撮ったが、大半が失敗作だったので、余計に悔しさが増した。
 復路でも、小朝日山へは登らずに巻き道を通り、12時14分に古寺山、13時04分に日暮沢小屋分岐を通過、そして14時13分に古寺鉱泉駐車場に帰り着いている。ちなみに、この間、『三沢清水』で10分ばかりの昼食タイムを採っている。

朝日連峰②

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