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2017-11

東北の山旅・こぼれ話① - 2011.08.14 Sun

 今般の東北の山旅で見てみたいと思っていた花がある。
 それは、岩木山の『ミチノクコザクラ』と、飯豊連峰の『ヒメサユリ』だ。
 このうち、ミチノクコザクラは親切な地元のグループに教えられて見ることが叶ったが、ヒメサユリは時期が遅かったようでそれらしき葉っぱを確認しただけに終わった。
 山の花はこんな具合であったが、同じユリの仲間であるヤマユリはここあそこに多くが咲いているのを見ることができた。
 ここ、あそこといっても山の中へ分け入ったわけではなく、車を走らせているとごく普通に咲いているのを見かけたのである。車を停めて手折ることも容易にできる距離にいくつもが咲いていることが多い。
 ヤマユリは、ユリの中でも大形のユリであるのに加えて複数の花を付けるので花瓶に生けても見応えがする。こんな見事な花が道端に咲いていれば、持ち帰ってみたいという欲望が湧いたとしてもおかしくはない。何しろ、同種のカサブランカが1本500円以上で売られている現実を知れば、この出来心も充分に理解できる。
 私たちの名古屋地区では、店舗の開店に関連業者が生花を贈り、これを店先で飾る風習がある。昔は、この飾った花が用を果たし終えたときに、客とか近所の人たちに持ち帰ってもらっていたが、だんだんと飾る時間が短く、持ち帰る時間が早くなり、最近では飾った途端に花がなくなってしまい、開店前にかかわらず花はなくなり、花桶と送り主を表した木札だけが無残な姿をさらすという無粋なことが普通に見られるようになってしまった。
 こんな習慣がある土地柄のせいか、山野にある花を摘むことにも罪悪感を持つことは少ないらしい。もし、これが本当であれば、おそらく鈴鹿山麓の道路沿いにこのような目立った花が咲いたとしても、人知れずなくなってしまうことは想像に難くない。
 このように考えると、東北の人たちには克己心というか自制心というかは分からないが、欲望をコントロールする力が私たちの暮らす名古屋地区の人たちよりも強いということができ、見習うべきだと強く感じた。

ヤマユリ

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