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大菩薩嶺(だいぼさつれい・2057m) - 2011.07.11 Mon

 大菩薩峠という名前は、私には耳に馴染んだ地名であったが、それが何処にあるかという具体的なことは知らなかった。では、何故に私の記憶に残っていたかというと、多分、それは中里介山の小説『大菩薩峠』のためだと思われる。とはいうものの、生憎、この小説を私は読んだことはないし、映画化されたとのことだが、その映画も見ていない。したがって、あらすじも知らない小説で、題名だけが記憶に残っているという面白い現象だ。
 百名山に大菩薩嶺というのがあり、これが大菩薩峠と対になって登られているということを知り、私たちもこれをトレースすることにする。
 車は、上日川峠まで入るとのことなので、ここまで車で行って、ここから大菩薩嶺、大菩薩峠を周回するというコースを設定する。
 6月7日、前日の金峰山に続き、この大菩薩嶺に挑戦する。
 上日川峠に到着すると、そこには『ロッジ長兵衛』という山小屋、その前に20台は収容可能な駐車場があり、駐車場の一角にはバス停もあった。この駐車場に停めようとしたが、ここが山小屋のものだといけないので、少し奥まで車を進めると、トイレ棟があって奥に駐車場があった。ここに立てられた道標によると、この先へ進むと3つ目の駐車場もあるようだが、ここまでは確認をすることはなかった。でも、3つの駐車場の収容能力は相当なものが推定され、流石は首都圏の百名山だと、その人気ぶりに感心させられる。
 こうして偵察しているとトイレの先から1台の乗用車がやってきて、山小屋の前の駐車場に車を停めたので、ここが一般登山者のものだと分かり、私たちも引き返して、ここに車を駐車させる。
 こうして登山口まで来て、車を停められれば本日の仕事は60%から70%は済ませたのも同然なので、車の中でユックリと朝食を摂って、身支度を整えるなど、出発の準備をする。
 歩き始めるに際して、本日のコースを説明しておく。
 実は、この峠の先へ林道が続いていて、大菩薩峠まで行くことができる。だが、実際に大菩薩峠まで車を乗り入れることができるのは、小屋関係者のみのようで、他の車は大菩薩峠よりだいぶ手前にある唐松尾根分岐(福ちゃん山荘)までである。この分岐には駐車場がないので、ここまで入れる車は、タクシーとか小屋を利用する者に限られているらしい。したがって、一般登山者は、私たちが、車を停めた上日川峠から福ちゃん山荘(唐松尾根分岐)までは歩くことになる。ちなみに、この間、車の通る林道を歩いてもよいし、林道沿いに設けられた登山道を歩いてもよく、各々が自分で選択をするようになっている。
 唐松尾根分岐からは、この唐松尾根を登り、稜線にある雷岩を経由して、その先にある大菩薩嶺まで行き、再び、雷岩まで戻って、今度は稜線を頂上とは逆の方向に歩いて大菩薩峠に行く。ここから唐松尾根分岐に戻るというものだ。この分岐から分岐に戻る間は、概ね、3角形を形成しているので、グルッと1周する感じになる。
 主要ポイントの標高を地形図から割り出したので書いておく。
 上日川峠が1585m、唐松尾根分岐(福ちゃん山荘)が1700m、雷岩が2040m、大菩薩嶺が2056m、大菩薩峠が1900mである。この間、大きなアップダウンは殆ど認められず、標高差は登りっぱなしの降りっぱなしと考えてよい。
 6時33分、上日川峠の駐車場を出発する。
 トイレの前から林道から離れるように林の中への入口があったので、ここをよじ登って登山道に入る。
 登山道に入ると直ぐに、道の脇の木に『ミズナラ』の看板が架けてあり、ここがミズナラの林であることを知る。この林の中に良く踏み込まれたほどよい広さの道が付けられていて、また、トイレの所から福ちゃん山荘までの標高差は、僅か110m余に過ぎないので、実際に歩いていると平坦な道のような感じである。
 こんな道を30分弱を歩き、6時58分、唐松尾根分岐に到着する。ここでは、これまで付かず離れず走っていた林道が合流、この中心には『福ちゃん山荘』があった。まだ、時間が早いので登山者の姿は少なかったが、ここには10人くらいの姿が認められた。上日川峠では、私たちと同じ頃、第1陣として出発したのは3組だけだったので、ここにいる登山者はタクシーで来た人か、もしくは前夜から小屋に泊まった人たちだと推定された。
 これから唐松尾根を登ることになるが、このときの知識は「この尾根はエスケープルートとして使うもので、降り50分で降りることができる」ということくらい(ガイドブックの記述)であった。
 こんなエスケープルートなら道も整備されていないことも考えられたが、これ杞憂に過ぎなかった。昔から多くの人たちによって使われていることが分かる立派な歩き易い登山道であった。
 唐松尾根へ1歩足を踏み入れると、針葉樹林の中に幅の広い道が真っ直ぐ奥の方へ向かって付いていた。間もなく、針葉樹の中に広葉樹も混じるようになり、林床には背の低い笹が見られるようになる。
 こんな道を歩いていて気付いたことがある。いつの間にか、針葉樹は少なくなり、広葉樹のブナらしき樹木が増えてきたことで、林の中も少し明るくなった感じがする。
 姫君から休憩の催促がある。ちょうど広場状の所にやってきたときだったので、ここで休憩をすることにする。これが7時30分のことで、上日川峠の出発時から、ちょうど、1時間を経過していた。

大菩薩嶺1

 2、3分後、再び歩き始める。勾配は少しきつくなり、登山道もこれを避けるように尾根下の巻き道と化してきたと思っていると、右手の展望が開けてきた。すると下のほうに、湖が見えてきた。後刻、道の駅で貰ったパンフレットの地図で探すと、上日川ダム(大菩薩湖)となっていた。今度は目を上方に転じると、何と、富士山が見えていた。本日は曇り空だったので、遠望には期待していなかったので、富士山が見えるなどとは思ってもいなかったので、これは嬉しい誤算だった。
 この感動に浸っていると、何時しか稜線に登り上がっていた。これが、7時54分のことだった。福ちゃん山荘では、写真を撮っただけで休憩はしていない。このため、到着の6時58分が、福ちゃん山荘を出発した時間と解釈してよいので、概ね、1時間がかかったことになる。
 目の前に、小高く盛り上がった小岩があり、これを称して雷岩というのだと思っていたら、姫君が「この岩は、雷が落ちて砕けたようになっているので、雷岩というの?」と私が考えていたことと同じことを口に出した。これを聞いて、考えることは誰もが同じだとおもったものだ。
 稜線を左折して頂上に向かったが、ここまでは10分足らずであっけなく着いてしまう。正確な時刻は、8時03分のことだった。
 この頂上は、ちょっとした広場になっていたが、その周囲は樹木に囲まれて展望はまるでない。このため、互いに写真を撮り合っただけで、直ちに大菩薩峠に向かう。
 いったん、雷岩まで戻り、この岩を乗り越えて稜線を歩いて行く。
 途中、標高2000メートル地点にある神部岩、賽の河原(避難小屋)、親不知の頭などと名付けられた場所が並んでいるが、これらは名前が付けられているだけとでもいうのか、格別の地点ではなかった。
 それより、この稜線上に何か花でも咲いていないかと念入りに探しながら歩いたが、シロバナノヘビイチゴが親不知の頭で咲いていたくらいと残念な結果に終わった。
 8時49分、介山荘に到着した。
 ここが有名な大菩薩峠であるが、景色が良いわけでもないし、格別の特徴のある峠ではない。何故、このように有名になったかといえば、これひとえに、前述の中山介山の同名の小説のためだと思われる。
 この峠には、この作者の名前を採った『介山荘』という小屋があって、この日も営業はしていたが、客も店員もおらずにひっそりとした状態であった。私たちも休憩するほどに疲れてはいなかったので、そのまま通り過ぎた。
 ここから先、福ちゃん山荘までは狭いながら林道が通じており、小屋の車が行き来に使用しているようだ。これからシーズンに入り、荷揚げも本格的になるのか、道路の上に出た尖った岩を取り除く工事が行われていたのが目に付いた。
 この林道を歩き、9時23分に福ちゃん山荘、そして9時42分に上日川峠に帰り着き、あっけなく大菩薩嶺登山は終わった。
 これを総括、といってもそれほど歩いた訳ではないが、上日川峠から唐松尾根経由大菩薩嶺までの登りに要した時間が1時間30分。頂上から大菩薩峠経由、上日川峠までの降りが1時間39分という散歩に毛の生えたようなものだった。ちなみに、この間、休憩は2、3分程度の短いものが2、3回なので、特別に休憩時間を表示するほどでもなかった。

大菩薩嶺2

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