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敬語 - 2011.05.25 Wed

 確か、先々月のことだと記憶している。
 朝日新聞を読んでいたら、天皇陛下ならびに皇后陛下が東北大震災の被災者の居住する避難所に出向いて、励ましの言葉をおかけになったことを報じていた。
 このときの新聞記事が私の心に刺のように引っかかった。
 従来、朝日新聞も皇室記事に関しては、敬語を使用していたように思っていたが、この記事は、「両陛下は、行った」とか、「両陛下は、被災者に語りかけた」というように敬語をまったく使わずに書かれていた。
 気にはなったが、そのままにしていたら、4月の記事でも同様で、改まることはなかった。
 そこで、朝日新聞名古屋本社に問い合わせてみた。
 すると、「ずっと前から敬語を使うことは止めている」とのことだった。
 私は、毎日のように新聞を読んでいるが、これまでずっと皇室関連記事は敬語が使われていたと記憶していたので、昨日、図書館へ行き、過去の新聞を探してみた。
 12月23日の天皇誕生日には、どの新聞にも天皇陛下についての記事を載せるのが慣例となっているので、この日の新聞を遡って見てみた。
 すると、朝日新聞の回答の通りであった。
 1992年12月23日の『天皇陛下 59歳に』の見出しの記事には、「天皇陛下は23日、59歳の誕生日を迎えられた」との敬語を使用して報じられていた。
 だが、翌93年12月23日の『天皇陛下 きょう還暦』の記事は、「天皇陛下は23日、60歳の誕生日を迎えた」と敬語を使用しなくなっている。
 これらからみて、1993年から朝日新聞は皇族記事に関して敬語を使わなくなったと理解することができた。
 ということは、私は18年間の長きにおよび敬語抜きの皇室記事を読まされていたのに気付かなかったことになる。鈍感力も最たるものだと忸怩たる感を禁じ得ない。自己弁護をすると、敬語抜きの記事を敬語を付け加えて読んでいたのかもしれない。
 では、他紙はどうであろうと、昨年12月23日の読売新聞、日本経済新聞、産経新聞、毎日新聞、東京新聞(中日新聞含む)を読んでみた。
 結果は、毎日が朝日と同様に皇室に対して敬語を使っていなかったが、読売を筆頭に日経、産経、東京の各紙は敬語を用いていた。
 日本国憲法の第1条で、天皇は日本国の象徴であると規定している。象徴が何であるか議論はあろうが、天皇が国外に出ればアメリカ合衆国の大統領などと肩を並べる国家元首として遇されることは明らかである。
 これが、天皇陛下の外遊の際、仮に粗末に扱われるようなことがあれば、それは私たち、国民に対する見方の反映であって、私たちが面白くないと感じるはずだ。
 日本語には、敬語がある。この敬語も含めて、正しく使うことが美しい日本語だと言える。別に、敬語を使うことが、使った人を卑しめるものではなく、正しく敬語を使うことができる人のほうが、敬語を知らない人より高い評価を受けることを知るべきだと思う。
 それでも、わが国の全国紙6紙のうち、皇室記事に敬語を使用する新聞が6紙中4紙、67%を占めていることを考えると、満更、捨てたものではないという気がする。

皇居(二重橋)

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