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山野草2011・その14 - 2011.04.15 Fri

ミノコバイモ
 4月14日、藤原岳で遊んだ。目的は、ミノコバイモの観察である。
 この観察へ至った発端は、3月27日にあった。
 3月27日は快晴の穏やかな春の一日であった。この暖かさに味方されて、花が咲いていないかと、のんびりと探すことができた。
 姫君と私がふた手に分かれて、各々が花探しに興じていると、突然、姫君が「ねぇ、変わった蕾があるわよ?」と大きな声をあげる。そこに行って姫君の指先を辿ると、ちょっと変わった花の小さな蕾があった。最初は何の蕾かは分からなかったが、黒くて細い葉っぱを数えてみると5枚ある。これを見て『ミノコバイモ』だと直感する。
 そういえば、私たちがミノコバイモを初めて見たのはやはり藤原岳の8合目だった。そこには小さい小石で丸く囲った小さな区画があり、その真ん中に変わった釣鐘状のおよそ花らしくない花がぶら下がっていた。写真を撮っている人に訊くと、「ミノコバイモ」だと教えてくれた。
 いや、当時は『アワコバイモ』と言っていたかもしれない。
 この花は、従前、『アワコバイモ』だと思われていたが、何時からだかは審らかでないが、『ミノコバイモ』だったことが分かり、それ以後、鈴鹿で自生するコバイモは『ミノコバイモ』と呼ばれるようになったという経緯がある。ちなみに、両者の違いは、アワコバイモの葯が赤紫色に対してミノコバイモのそれは白色だとの由。
 素人には正確なことは分からないが、この蕾は創生期のものだということくらいはおよそではあるが分かる。このため、花として開くのは10日や20日くらいはかかるのではないかと素人判断した。
 こんな経緯があったので、4月14日には、ここを再訪した。
 この日も前回同様に好天で暖かい日で、終日、袖のティシャツ1枚で過ごすことができた。
 そして薄っすらと汗をにじませながら、蕾があっただろうという地点に向かうが、姫君の記憶と私の記憶が異なっていた。もちろん、両方を探せばよいことなので、こんな記憶違いは問題にならないのだが、問題はないわけではなかった。両者の記憶する周辺をくまなく探したが、どこにもそれは見付からなかった。『こんなこともある』と諦めざるを得なかった。
 仕方なく、他の花を探して写真に撮り、相応の成果を上げて帰ることになった。
 帰りがけに、ふと道脇を見ると、ミノコバイモの特徴のある葉っぱが目に付いた。「ここに葉っぱが残っているよ。残念ながら花はないが……」と姫君に教える。返事がないので、彼女の方を振り返ると、黙って指を差し示していた。
 そして、少し間があって、「ここに咲いているわ」という。
 1つが見付かると、不思議なことに次々に見付かる。
 こうして、充分な成果を上げて楽しく帰途に就いたのは言うまでもない。でも、帰ってからが悪かった。楽しくないことが待ち受けていた。
 蛇足ながら、何年か前に見た藤原岳8合目のミノコバイモは、咲いたのはこの年だけで、以後、ここに咲いたのを見たことがないのを敢えて付記しておく。

ミノコバイモ1

ミノコバイモ2

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