topimage

2017-10

百名山の旅を再開 - 2011.04.11 Mon

 2011年に登らなくてはならない百名山は、東北と関東甲信越に31座が残っている。
 桜の季節になったのを機に、再開することにした。
 手始めに、昨年、やり残した奥秩父の山、金峰山、甲武信山、両神山を1週間で回る予定であった。
 10日の朝、10時前に自宅を出て、春日井ICから高速道路に乗って中央自動車道に入ると道の両側の桜並木は満開。晴れ渡った青空と好一対をなす景色は一幅の名画といった趣で、私たちの新しい百名山の旅の門出を祝ってくれているようだった。
 道路は日曜日にもかかわらず、車の数は思っていたより少なく、順調に流れている。この流れに乗ってスイスイと走ることができ、諏訪の先の原PAで昼食を摂る。
 長坂ICで高速道路を降りると、そこにはあつらえたようにガソリンスタンドとスーパーが並んでいた。
 今回の3山は、酷く辺鄙な場所にあるだけに、何れも満足にガソリンスタンドとかスーパーやコンビニがあるとは思われない。したがって、ガソリンは目に付いたスタンドで早め早めに満タンにしておく必要があると考えていた。また、食料もすべて自炊が可能なような食材を用意しているが、生鮮食料品が入手できれば、その日の酒宴に用いるという次第なのだ。
 本日の宿泊地は、金峰山の登山口のある大弛(おおたるみ)峠の駐車場だ。
 ここの目印を探すのは面倒なので、手前の川上村役場にカーナビを合わせてある。よって、ここまでは彼女の指示に従えばよいので気は楽だ。ここへ行くにはJR小海線に沿って国道141号を北上していく。この鉄道沿いには、清里、野辺山などの八ヶ岳東山麓の観光地が連なっている。だが、まだシーズンが訪れていないせいか、洒落た店舗はあるが、その殆どが店開きしておらずに閑散としている。このように人は殆ど見掛けないが、何を目的にするかは分からない車の行き交う数は、結構、多い。
 この国道から右折して川上村に向かう道に入ると、一気に寂しい田舎に変わる。店もなければスタンドもない。所々に無人の集落がポツン、ポツンとあるだけだ。車の数も激減というか、すれ違う車は殆どなくなった。こんな何もない道を走っていると、ガソリンを満タンにしておいて良かった。寿司も刺身も買ってきてよかったとつくづく思ったものだ。
 川上村役場までやってきた。村の中心部のはずだが、閑散としていてそんな感じはしない。
 ここで、カーナビを操作して大弛小屋というのを見付けて、ここに合わせるが、そこが登山口であるか否か正直なところ疑心暗鬼だった。近くの畑で農作業をしている人がいたので、彼に訊くと親切かつ丁寧に教えてくれた。
 役場のある集落から8kmくらい先を右折するのだが、この辺り一帯は役場周辺より街らしくなっていて、立派な小学校があり、小さいながらスーパーもあった。
 ここを右折して大弛峠に向かう。
 この道は道路工事が所々で行われていて、そこには自動の架設信号機が取り付けられていたが、車のほとんど通らない道なので、こんな信号機があると返って邪魔ではある。でも、赤であれば仕方なく待たなければならない。
 こんな信号を3ヶ所ばかりやり過ごす。
 先ほどの農夫が「峠まで、1本道ではなく、途中に分岐がある。右へ行くと何とか回り、左手に採るのが正解」と教えてくれたので気にはしていた。『何とか回り』というのは正確ではない。『回り』は付くが何回りだったか、このとき既に忘れてしまっていた。
 三叉路にやってきたが、カーナビは何も言わない。立て看板を見ると右手に金峰山登山口とあるし、右手の道が道幅も広くて立派なので、こちらへ進む。
 すると、いくらも行かないうちに道路の真ん中に重機が横向きに置かれていて道を塞いでいる。工事中に着き、通行止めだとのことだった。
 車から降りて、抜け道があるか否かを探してみるが、通り抜けはできないようだ。日曜日なので、工事は休みだとみえて関係者の姿はなく尋ねることもできずに途方に暮れていると、運よくオートバイがやってきた。
 彼に訊くと、大弛峠は先ほどの三叉路を左手に採るのだということが分かった。
 戻りかけると、「700m先を右折してください」と、カーナビが突然にしゃべりだす。「先ほど、何も案内しなかったくせに……」と、彼女の怠慢をののしってみたが、謝るわけでもなく、平然と「右折してください」を繰り返している。
 こんなことがあって、三叉路まで戻り左手の道へと入っていく。こちらは車1台がやっと通れる広さしかなく、おっかなびっくり、そろそろと進んでいく。
 200mも進んだだろうか。前方にゲートがあって、これが閉まっているではないか。ゲートは、鈴鹿スカイラインにある冬期通行止めのときに閉められるゲートと同じだが、1回り小さい作りのものだ。
 鈴鹿の場合は、冬季通行止めという理由が記してあり、何時から何時までとも書いてあったと記憶しているが、そんな但し書きはなく、ただ単に『進入禁止』の標識がゲートに架けられているのみだ。
 道が通れなくては引き返すしかない。
 引き返しながら考えた。金峰山には、もう1度、日を改めて来なくてはならなくなったが、折角、ここまで来たのだから甲武信山と両神山は済ませておこうと……。
 そこで、ここからそんなに遠くない甲武信山の登山口に向かう。
 ここは梓川の集落(バス停)から右折すると1本道だとなっている。
 梓川の集落は、この集落のすぐ隣で数km離れているに過ぎないので、車なら直ぐである。
 この集落の中に煙草屋(何でも屋)があったので、登山口への道を訊く。すると、そこの店主は山へ行くのだと勘違いして「雪で行けない」という。「登山口までなら行けるだろう」と尋ね返すと、「行って行けないことはないと思うが、雪が残っているので気を付けて……」とのことだった。
 山に雪があることは想定済みのことで、それなりの装備も用意してある。登山口まで車が入れればよいのだ。こんなことは、店主に言っても始まらないので、礼をいって車を走らせる。
 登山口へ通じる三叉路にやってくると、4月31日まで通行止めの大きな看板が出ていた。これで先ほどの煙草屋の店主の言った意味が分かった。地元の人も、4月の今ではこの道は通らないので、あのような言い回しになったようだということが……。
 「まだ、この辺りは4月では早いのよ」と、姫君が呟く。ネットでは、4月に甲武信山へ登ったとの報告があったので、問題なしと思ってやってきたのだが、これではいたしかたない。潔く、撤退と決める。
 撤退するなら、高速料金が1000円の今日のうちに帰ったほうが賢明だとの意見がまとまり、直ちに踵を返した。
 名古屋の自宅に19時頃に帰ってきた。
 日曜日のこの時間帯ともなれば、多少なりとも渋滞に巻き込まれたとしても不思議でないが、この日はどういうわけだか車は少なく、渋滞の『じゅ』の字もなく、スイスイと走ることができた。これも東北大震災の余波かと考えさせられた。

花に間違えて花モードで撮る

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://yore4040.blog24.fc2.com/tb.php/110-4449b4f4
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

イワウチワが開花 «  | BLOG TOP |  » 山野草2011・その11

アクセス数

検索フォーム

最新記事

最新コメント

カテゴリ

登山 (147)
山野草 (417)
雑文 (139)
未分類 (14)
お知らせ (6)
案内 (2)
百名山 (22)
花旅 (75)
旅行 (29)
2014 北の大地花旅 (86)
2016・北海道 (83)
2016・北海道 (0)
2017 北海道 (16)

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する