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2017-04

旭岳、姿見の池を散策 - 2016.09.12 Mon

9月12日、晴れ。

 昨日、予報を外したのを恥じたのか、気象庁の天気予報が変わった。
 昨日から4、5日は、ずっと晴れが続くとしていた旭岳の天気を、晴れは本日、12日のみで、あとはずっと曇りという具合に、悪く修正した。
 今朝、東川の道の駅で目覚めたとき、ガスが出ていて霧雨が降っていた。
 またしても、気象庁は外したかと怒りがこみ上げてきた。しかし、予報は全道的に晴れというものである。ということは、雨の要素がないということで、この霧雨も霧が取れれば止むことが見込まれる。
 このため、早めの朝食を済ませると、霧は消え、見込み通りに雨も上がっていた。だが、上空は黒っぽい雲に覆われ、これが簡単に取れると思われない。このため、出発を延ばしのばしにしていたが、昨日のように駐車場がいっぱいになることも考えなくてはならない。
 このため、ヤキモキしていたが、天気は好転することに賭けて、とりあえず、旭岳温泉に向かうことにした。
 車を走らせていると、前方を覆っていた黒い雲が切れて小さな空間だが、青空が見えるようになった。『よし、やった』と喜び、全天が真っ青になったかのような気分になり、アクセルを踏み込むにも力が入ったようで車が早くなった。
 旭岳温泉の手前に『がま岩』の看板が出ている辺りにやってきたときには、先ほどの思いが現実になってきた。少し、違っていたのは、白い雲が少しあって何もない青空よりもアクセントになっていて、空想よりも現実のほうに風情があった。
 駐車場に到着すると、既に6、7割がた埋まっていたが、私たちの車を停めるには何の問題もなかった。
 身支度、持物を整えて、8時頃、駐車場を後にしてロープウェイ乗場へと向かう。
 ロープウェイは、15分間隔で運行されており、私たちは8時15分発に乗ることになった。
 そして、姿見駅まで、およそ8分間の空中散歩を楽しむことになる。
 この間、眼下に見える樹々の葉に注目していたが、多少、色が変わったのもあるにはあるが、大半は青々としていた。紅葉は始まりかけたばかりであって、私が思い描いていたものにはほど遠い眺めであった。
 大雪山の紅葉は日本一早いといわれるように、9月初旬から始まるといわれることからすると、今年は遅いことになる。この原因は、8月から9月にかけては雨の日が多かった。ということは、上空には何時も雲があって、晴れの日のような放射冷却による冷え込みがなかったことに起因していると素人なりに推定してみた。これが当たっているか否かは定かでないが、今年の長雨が紅葉を遅らせていることは確かだと考える。
 これで紅葉への期待は一気に萎んでいったが、秋晴れの下での旭岳が見せる諸々の顔に次なる期待が移っていった。
 駐車場から旭岳の頂上部分が、ちょこんと顔を覗かせていた。このとき、その上には雲はなく、しっかりとした輪郭を見てとれた。しかし、ロープウェイが終点の姿見駅に到着したときには、何時、出てきたか、わいてきたか、頂上は白い雲の中に消えていた。もうこれで頂上は見られないかもしれない。どうしてもっと早くこなかったのかと、内心で自分自身を責めていた。
 だが、本日の旭岳の頂上は、雲がかかったり、取れたりと、目まぐるしく変化していた。雲の中に没したとしても、何も悲観的になることはなかった。しばらく待てば、雲が何処かへ行ってしまい、頂上が現れてくるという繰り返しであった。
 ここは、ロープウェイの姿見駅から姿見池、夫婦池をグルッと一周する遊歩道が設けられている。ちょうど、中央アルプスの千畳敷を彷彿させる作りになっている。
 この遊歩道を反時計回り、左回りに回っていくと、旭岳が位置を変える都度に違った顔を見せてくれるので、それを写真に撮りながら進んでいく。
 また、この山は火山だった名残りとでもいうのだろうか、活火山だからというべきか、山腹に噴気口が幾つもあって、これらからは絶え間なく水蒸気を吹き出している。この水蒸気の煙が、あるときは真っ直ぐ上に、また、あるときは斜めにという具合に複雑に煙の吹き上げ方をしている。このため、写真を撮るのも変化があって楽しい。
 こうして姿見池から夫婦池へと回っていくが、思った以上に早く回ってしまう。これでは早く帰ることになるので、裾合平のほうへも散策の足を伸ばすことにする。
 とある沢の所で、この先に進んでも景色は変わらないから帰ることを提案すると、姫君は2年ぶりの山歩きが楽しいのか、もう少し行ってみようという。私の立場では、姫君の意向に逆らうことはできないので、彼女の思召しに従う。結果的にこれが良かった。この先で、キタキツネに出合うことができたからだ。
 2年前、やはり旭岳でキタキツネに遭遇したことがある。このときのキタキツネは、冬毛から夏毛へ生え変わり途上であったため、一瞥すると皮膚病を患っているかのような汚いものだった。これに比べると、今回のキタキツネは大きな非がないなかなかの器量良しだった。
 これが、どうしたわけだか、なかなか逃げようとはせず、ときにはポーズを取るかのように私のほうをジッと見つめてくれるので、モデルとしては申し分なく、もう十分だと思えるまで写真を取ることができた。本日の最大の成果が、このキタキツネとの出合いであった。
 こうして、満足感に浸り、姿見駅に帰ることができた。なお、時期が時期だけに花には期待していなかったが、結果もシラタマノキとオヤマノリンドウに加えてアキノキリンソウくらいで、目ぼしいものはなかった。このうち、シラタマノキは盛りといってもいいが、他の2つは終盤、アキノキリンソウにいたつては黄色の花を残していたのは1つのみであった。
 このあと、旭岳温泉の白樺荘で風呂に入り、東川の道の駅に帰ってくると、15時だった。
 本日の走行距離は43Km。累積走行距離は10200Kmになった。
姿見の池に映る旭岳
  《大雪山の主峰・旭岳》

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