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サンゴソウは雨で遅れ - 2016.09.07 Wed
9月7日、曇りのち晴れ、午後になって曇りのち雨。
昨夜の斜里の道の駅は、雨と風に加えて雷も鳴る大荒れであったらしいが、私は白川夜舟で、このことは何も知らなかった。この騒ぎも私が目を覚ました日付けの変わる頃にはスッカリと治まっていた。
今朝、目覚めたときは、曇り空で青空はどこにも見えず、予報は外れたと思った。
でも、小清水原生花園に到着したあたりから青空が顔を見せ始め、以後、徐々に雲が取れて晴れていった。だが、これもお昼までのことで、午後になると反対に雲が増え、女満別に着いたときには完全に曇り空に戻り、さらに夕方からは雨まで降り出した。
天気はさておき、本題に入る。
昨日、能取湖の『さんご草祭り』のポスターが、ウトロの道の駅に貼ってあった。それによると、今月の10日、11日の両日に祭りが開催されるとあった。ということは、このときには既にサンゴソウは見頃になっていなくてはならない。10日に見頃なら、今も見頃のはずだ。なぜなら、急に色が変わることはなく、徐々に色が変わっていくはずだからだ。
それならば……、と天気予報を調べてみた。すると、本日、7日の午前中が晴れだが、以後、天気は芳しいものではなくなってくると出ていた。
そうであるなら、本日のうちにサンゴソウの見物を済ませることにした。
朝食後の7時30分頃、道の駅を出発する。
この前にちょっとしたドタバタがあった。カーナビに能取湖を指示したいが、平仮名で入力しなくてはならないが、この湖の呼び方が分からない。確か、『のうとろこ』と読んだはずだと思って入力するが『該当なし』と表示される。もう1つのキムアネップのほうは何回も訪れているので彼女に案内に頼らなくともいいのだが、能取湖のほうは初めて行く所でもあるので、彼女の助けが必要だ。
ネットで調べてみるが、漢字の読み方まで書いてあるものは見つからない。まだ、時間も早いので聞く所もない。そのとき、姫君が、「それ、『のとろ』でなかった? 岬のほうはそう読んだわよ」という。試しに、『のとろこ』と入力して、変換すると、やっと出てきた。ちなみに、『岬のほう』とは、網走に能取岬というのがあり、以前、ここへ行ったことがある。
北海道の地名は、元々、アイヌの言葉に漢字に当てはめただけなので、漢字を見て、それを正確に読めることは少ない。このため、このようなドタバタが、ときとして起きるのだ。
時間は早いし、まだ天気も回復していないこともあり、途中の小清水原生花園に立ち寄って、簡単に園内を一回りしてみる。だが、この季節ともなると花は残り花のような形の崩れたものが散見されるだけで得るものはなかった。
その代わりといっていいか、どうかは分からないが、1つ、分かったことがあった。
ここには釧路と網走を結ぶ鉄道が通っている。それが園内を横断しており、ここには駅もある。この駅の前を通ると、当分の間、運休する旨の貼り紙が出ていた。このところ続いた台風ならびに大雨のため、線路が被害を受けたためだと思われるが、これが廃線の引き金にならなければよいのだがと、むしろ、このほうが気がかりだった。
北海道を回っていると、鉄道は廃線に次ぐ廃線で、鉄道網はズタズタに切られており、そのうちにJR北海道自体がなくなりそうである。
こんなことを考えながら運転していると、何時しか、能取湖の駐車場に着いていた。
駐車場から湖畔が見えているが、くすんだ赤色が広がっているだけで、思っていた真っ赤な広がりではなかった。駐車場脇の売店の人に尋ねると、長雨による日照不足が原因で、あと、2週間もすれば例年のようになるとのことだった。しかし、果たして本当だろうか。私の根拠のない感では、このままの状態で終わってしまいそうに思えてならない。
ここがダメなら、まだ、キムアネップがあると思って、サロマ湖畔のここへ急ぐ。
ここへ着いてみると、サンゴソウは能取湖のものよりも色は変わっていないことが分かって、余計にガッカリすることになる。これでは話にならないので早々に退散することになった。
今年の北海道は悪天候が続き、私たちのような旅行者は泣かされたが、人間よりも植物たちの蒙った痛手のほうがはるかに深刻であったように思える。
このあと、大雪山の紅葉が北海道にいるうちに見られれば良いと考えていたが、この調子ではこれも空振りに終わる公算が大だと思えてきた。
能取湖でも、キムアネップでも、見学に要した時間はごく僅かだったので時間が余っている。それならワッカ原生花園に行ってみようということになる。
ここも期待はしておらず、ただの時間つぶしのために行っただけであるが、思わぬ収穫がもたらされた。
私の初見の花であるハナイカリがいっぱい咲いていたこと。また、これまで見た花のうち最も小さいのではないかと思えるウシオツメクサを見たこと。加えて、ウンランの大群落にも出合えたことなどなどであった。
これで気を取り直して、本日の寝ぐらに決めた大空の道の駅『メルヘンの丘女満別』に車を走らせた。
本日の走行距離は147Km。累積走行距離は9666Kmになった。

《長雨のため、サンゴソウの色は悪かった》
昨夜の斜里の道の駅は、雨と風に加えて雷も鳴る大荒れであったらしいが、私は白川夜舟で、このことは何も知らなかった。この騒ぎも私が目を覚ました日付けの変わる頃にはスッカリと治まっていた。
今朝、目覚めたときは、曇り空で青空はどこにも見えず、予報は外れたと思った。
でも、小清水原生花園に到着したあたりから青空が顔を見せ始め、以後、徐々に雲が取れて晴れていった。だが、これもお昼までのことで、午後になると反対に雲が増え、女満別に着いたときには完全に曇り空に戻り、さらに夕方からは雨まで降り出した。
天気はさておき、本題に入る。
昨日、能取湖の『さんご草祭り』のポスターが、ウトロの道の駅に貼ってあった。それによると、今月の10日、11日の両日に祭りが開催されるとあった。ということは、このときには既にサンゴソウは見頃になっていなくてはならない。10日に見頃なら、今も見頃のはずだ。なぜなら、急に色が変わることはなく、徐々に色が変わっていくはずだからだ。
それならば……、と天気予報を調べてみた。すると、本日、7日の午前中が晴れだが、以後、天気は芳しいものではなくなってくると出ていた。
そうであるなら、本日のうちにサンゴソウの見物を済ませることにした。
朝食後の7時30分頃、道の駅を出発する。
この前にちょっとしたドタバタがあった。カーナビに能取湖を指示したいが、平仮名で入力しなくてはならないが、この湖の呼び方が分からない。確か、『のうとろこ』と読んだはずだと思って入力するが『該当なし』と表示される。もう1つのキムアネップのほうは何回も訪れているので彼女に案内に頼らなくともいいのだが、能取湖のほうは初めて行く所でもあるので、彼女の助けが必要だ。
ネットで調べてみるが、漢字の読み方まで書いてあるものは見つからない。まだ、時間も早いので聞く所もない。そのとき、姫君が、「それ、『のとろ』でなかった? 岬のほうはそう読んだわよ」という。試しに、『のとろこ』と入力して、変換すると、やっと出てきた。ちなみに、『岬のほう』とは、網走に能取岬というのがあり、以前、ここへ行ったことがある。
北海道の地名は、元々、アイヌの言葉に漢字に当てはめただけなので、漢字を見て、それを正確に読めることは少ない。このため、このようなドタバタが、ときとして起きるのだ。
時間は早いし、まだ天気も回復していないこともあり、途中の小清水原生花園に立ち寄って、簡単に園内を一回りしてみる。だが、この季節ともなると花は残り花のような形の崩れたものが散見されるだけで得るものはなかった。
その代わりといっていいか、どうかは分からないが、1つ、分かったことがあった。
ここには釧路と網走を結ぶ鉄道が通っている。それが園内を横断しており、ここには駅もある。この駅の前を通ると、当分の間、運休する旨の貼り紙が出ていた。このところ続いた台風ならびに大雨のため、線路が被害を受けたためだと思われるが、これが廃線の引き金にならなければよいのだがと、むしろ、このほうが気がかりだった。
北海道を回っていると、鉄道は廃線に次ぐ廃線で、鉄道網はズタズタに切られており、そのうちにJR北海道自体がなくなりそうである。
こんなことを考えながら運転していると、何時しか、能取湖の駐車場に着いていた。
駐車場から湖畔が見えているが、くすんだ赤色が広がっているだけで、思っていた真っ赤な広がりではなかった。駐車場脇の売店の人に尋ねると、長雨による日照不足が原因で、あと、2週間もすれば例年のようになるとのことだった。しかし、果たして本当だろうか。私の根拠のない感では、このままの状態で終わってしまいそうに思えてならない。
ここがダメなら、まだ、キムアネップがあると思って、サロマ湖畔のここへ急ぐ。
ここへ着いてみると、サンゴソウは能取湖のものよりも色は変わっていないことが分かって、余計にガッカリすることになる。これでは話にならないので早々に退散することになった。
今年の北海道は悪天候が続き、私たちのような旅行者は泣かされたが、人間よりも植物たちの蒙った痛手のほうがはるかに深刻であったように思える。
このあと、大雪山の紅葉が北海道にいるうちに見られれば良いと考えていたが、この調子ではこれも空振りに終わる公算が大だと思えてきた。
能取湖でも、キムアネップでも、見学に要した時間はごく僅かだったので時間が余っている。それならワッカ原生花園に行ってみようということになる。
ここも期待はしておらず、ただの時間つぶしのために行っただけであるが、思わぬ収穫がもたらされた。
私の初見の花であるハナイカリがいっぱい咲いていたこと。また、これまで見た花のうち最も小さいのではないかと思えるウシオツメクサを見たこと。加えて、ウンランの大群落にも出合えたことなどなどであった。
これで気を取り直して、本日の寝ぐらに決めた大空の道の駅『メルヘンの丘女満別』に車を走らせた。
本日の走行距離は147Km。累積走行距離は9666Kmになった。

《長雨のため、サンゴソウの色は悪かった》
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