topimage

2017-05

露天風呂2つをハシゴ - 2016.09.03 Sat

9月3日、曇り。

 美幌(びほろ)峠の朝は濃い霧に包まれていた。
 当初は視界が10mくらいだったが、時間が経過するに従い視界が開けできた。開けてきたとはいえ、100m未満の話で、眼下にあるはずの屈斜路(くっしゃろ)湖が何処にあるのさえ分からない状態で、前夜の期待、屈斜路湖から登る日の出の撮影などは最初から無理な状態であった。
 この霧も峠から離れると、ドンドンと薄くなって、湖面に近づく頃には完全にかき消されていた。だが、上空は灰色の厚い雲によってピッタリと閉じられ、青空を拝むことは叶わなかった。この状態は夕方になっても変わることはなかった。
 さて、本日の行動は次のとおりである。
 美幌峠の道の駅で、何時もより遅い朝食を済ませるが、いっこうに霧が消える兆候はなかった。日の出が無理なら、霧の一部が消えて湖面がチラッと垣間見えることにでもならないかと粘ってみたが、そんなに都合良くは自然現象が変わるわけでもなく、いつまで待っても霧が消えてはくれなかった。
 9時30分頃、シビレを切らして弟子屈(てしかが)の道の駅を目指して出発する。
 車を走らせて、そんなに走らないうちに湖面の一部が見えてきた。白い湖面に黒い島影がボッと霞んで見える様は私が望んでいたものに近く、慌てて車を停めて写真に収めたが、果たして、出来上がりはどうであろうか。このボォッとしたところが撮れているだろうか、撮れているといいのだが……。
 再び、車を走らせて間もなく、『和琴半島→』の道路標識が目に付いた。
 そういえば、ここへは今年はまだ行っていなかったことに気付き、行ってみようという気になった。
 和琴半島とは、屈斜路湖の中へ突き出ている陸地部分をいう。海に突き出た陸地が半島なら、湖を海に見たてて、ここに突き出た陸地であるので半島と呼ぶのであろう。
 ここの見所は、陸地に近い湖底から温泉が湧き出ていて、ここに入るとあたかも露天風呂のようだというので、『和琴の露天風呂』として、それ好きの人の間では有名だ。
 このことを知って、以前、入ってみたが、汚かったので『2度と入りたくはない』と思った。こんな経験もあったので、今回、ここへは入る気はなかったが、久しぶりでもあり、湖畔を散策してもいいと思った次第だ。ちなみに、ここには半島の先端部をグルッと散策路が設けられているので、これに沿って歩くことができる。
 散策路に足を踏み入れて驚く。普段は林の場所が田んぼのように水浸しになっていた。この原因は直ぐに理解できた。このところの台風と大雨で屈斜路湖の水位が上がって、普段は林だった所にまで水が浸かり、まだ、これが完全に引いてはいないということを……。その後に回った散策路は湖の一部と化して波に洗われていた。このように3つの台風の爪痕は道内の至る所で散見され、如何に甚大な被害を蒙ったか、私たち旅人でも容易に目の辺りにすることができるほどである。
 問題の露天風呂には、何と人が入っていた。
 その人たちに聞くと、ちょうど良い湯加減だと褒めるばかりで、汚いなどの批判めいた言葉はなかった。それなら、私も入ろうと思うがあいにく、タオルを持ってきていない。大事な所は片手でも隠せる大きさなので大丈夫であるが、上がった後の始末に困る。このため、タオルを取りに車まで戻る。
 入ってみると、湯温は適温であったし、汚いものも浮いていないし、底の一部に藻がついていてヌルヌルするところがあるにはあるが、こんな場所はごく一部で、大半は砂地で足の裏も気持ちが良かった。
 次に訪れたのが、この和琴半島の対岸にあるアイヌコタンである。
 ここにはアイヌ資料館もあるが、私が用のある場所はここではない。この一角にある露天風呂で、ここに入るためである。
 ここの露天風呂も湖水との境は岩1つ。ここも先ほどと同様に湖の中の温泉といっても過言でないが、湯元は陸地にありパイプで引き込んでいる。ここと先ほどの露天風呂との一番の違いは、ここには管理人がいて清掃や温度管理を行っており、先ほどのような自然任せとはいささか趣を異にしている。
 ちなみに、ここの管理人は愛知県出身の人で、少し取っ付きは悪いが、話をしてみるといい人だった。
 ここには埼玉からの先客がいたが、写真撮影の許可をもらって入浴シーンの証拠も撮影もできた。
 こうして2ヶ所の露天風呂に寄り道をしたので道の駅に着くと、ちょうど12時であった。
 私たちは、別に道の駅に用事があるわけではないので、ここは素通りして『900草原』に直行する。
 ここへきた目的はパークゴルフである。
 ここは道内でも屈指のパークゴルフ場であり、本州などからの旅行者も数多く利用するので、駐車場にはキャンピングカーで溢れかえっていたのが、これまでの光景であった。
 しかし、ここに着いてみて驚いた。キャンピングカーなど、1台も停まっていなかった。2、3台、停まっていた乗用車系の車は何れも道内ナンバーばかりであった。本日がたまたまこうであるかは分からないが、9月の声を聞き、帰った旅行者が多いのも事実であろう。こうしてみても夏は確実に過ぎ去ったようである。
 私たちにとっては、これは好都合である。今までは、先が詰まって待たされ、また、後ろからは追い立てられるような気分にさせられることもなく、自由に伸びのびとプレーできるからだ。
 ここには、900草原コースがアウトとインの2コース。この他に摩周湖コースと屈斜路湖コースの計4コース、36ホールがある。
 総てのコースを1回づつ、36ホールを回る。
 前半はダントツに姫君が優勢。後半は私が善戦して互角とまではいかなかったが、そこそこの結果が残せ、気分良く終わることができた。
 本日は、弟子屈の道の駅『摩周温泉』で泊まることにして、ここに戻ってくるが、ここでもキャンピングカーは1台も見かけなかった。
 本日の走行距離は49Km。累積走行距離は、9295Kmになった。
0 09_03
  《和琴半島の露天風呂。湖の底から自然に湧き出る温泉》

● COMMENT ●


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

http://yore4040.blog24.fc2.com/tb.php/1035-e6a91bfa
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

終日、900草原で… «  | BLOG TOP |  » 予定が狂って美幌峠に

アクセス数

検索フォーム

最新記事

最新コメント

カテゴリ

登山 (147)
山野草 (416)
雑文 (139)
未分類 (14)
お知らせ (6)
案内 (2)
百名山 (22)
花旅 (75)
旅行 (29)
2014 北の大地花旅 (86)
2016・北海道 (83)

月別アーカイブ

リンク

このブログをリンクに追加する