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2017-06

自然のタンチョウ発見 - 2016.08.10 Wed

8月10日、曇りのち晴れ。

 弟子屈の道の駅の朝は、昨日、降り続いたさしもの雨を上がっていた。しかし、昨夜の延長で強い風が吹き、厚い雨雲もかかっている。このように決して『いい天気だ』といえるものではなかった。
 なかなか快方に向かわないので業を煮やし、とりあえず900草原に行って様子を見ることにする。
 車に乗り込んでエンジンをかけるが、丸1日ぶりに車を動かすことになる。こんなことは北海道に上陸してからは初めてのことだった。
 900草原に着いても、道の駅に近いだけに天気は基本的には何も変わることはなかった。
 ここへくる途中の道路標識に、『鶴居村まで30余Km』と書いてあったことを思い出すと共に、『ここへ行くとタンチョウが、見られるかもしれない』と刹那的にひらめいた。
 これは、鶴居のタンチョウ給餌場は冬場のものだが、夏場でもやってくることがあることを思い出してのことだった。
 こう思うと、タンチョウが餌をついばむ姿が頭の中に浮かび、これが空想だか、現実だかの区別がつかなくなり、絶対に後者だとの考えがより一層強くなっていく。
 そこで姫君に、「鶴居でタンチョウを見よう」と持ちかけると、ここの天気の悪さを嘆いていた彼女だけに、一も二もなく賛成する。
話がまとまれば、善は急げだ。900草原の駐車場の中でUターンして、鶴居にむかう。
 鶴居に向かって車を走らせていると、黒い雲が切れて青空が顔を見せてきた。この青空が次第に増えてくると、嫌らしい黒い雲が白い爽やかなものに変わってきた。
 鶴居の鶴見台に到着。給餌場の駐車場に車を乗り入れるが、1台の車も停まってはいなかった。これを見て、『ダメかも知れない』と直感的に思ったが、慌ててそれを打ち消して給餌場へと急ぐ。
 広い給餌場には青々と草が生い茂っているだけで、そこには一羽のタンチョウの姿もなかった。残念に思う反面、ヤッパリかとの思いもあった。残念は残念だったが、諦めることも早かった。
 これだけ天気が回復してくると、弟子屈に帰ってパークゴルフをしてもよかったが、折角、ここまできたのだから釧路にいってみようと思い、そのまま車を走らせる。
 すると、いくらも走らないうちに、左折は『コッタロ展望台』の道路標識が目に飛び込んできた。コッタロ展望台とは、釧路湿原の見晴らし台とでもいうか、湿原の様子がよく分かる場所の1つだ。
 ここへは、以前、1度だけ訪れたことがあるが、道中が未舗装の砂利道区間が長かったので、以後、再訪することはなかった展望台である。
 北海道も今年が最後になるかもしれないので、最後に見ておいても良いかなと思って姫君に意向を尋ねると、快諾であった。
 コッタロ展望台への道に車を乗り入れ、ここへ向かって走っていると、先ほどのタンチョウ給餌場の光景が思い出されてきたとともに、その時はそれほどでもなかった残念さが込み上げてきた。
 こんなことを思っていたからか、左手はるか前方の緑の中に白いものが見え、とっさにタンチョウかと思うが何分にも遠い。スピードを落として何気なく右手を見ると、先のほうに2つの白い塊があり、それがタンチョウのように見えた。
 慌ててブレーキを踏んで車を止めて右手を確認するが、通り過ぎたこともあって潅木の林が邪魔をして見えず、嘘が誠かの区別がつかない。ちなみに、ここまでくると左手の白いものはタンチョウではなさそうだということが分かった。
 カメラを片手に走って見通しの利く場所まで戻る。すると、肉眼でも2羽のタンチョウであることがハッキリと分かった。
早速、カメラを構えたが、ツルは餌をついばんでいて、顔は草の中にうずめたままだ。何かの拍子に頭を上げることはあるが、シャッターを切るタイミングがなかなか合わないので苦労する。
 先日のサクラマスといい、このタンチョウといい、生き物を写すことは難しいとつくづくと思った。それでも何枚かはそれなりのものが写せたようなので撮影にはキリを付けて車に乗り込む。
 コッタロへは、このタンチョウのいた場所のすぐ先で左折する。いよいよ砂利道かと身構えるが、古い簡易舗装ながら、一応、穴ボコはなくスムーズに走ることができ、記憶違いだったことを喜ぶ。
 コッタロ展望台は20mくらいの高さまで階段を登り上がった所に作られている。このため、釧路湿原を俯瞰する、すなわち上から見下ろす形で見ることができるので、道路から見るのとは違った趣がある。たとえば、普通では湿原の中を流れる川は見えないが、ここからだと広大の湿原のほんの一部だが、うねりながら流れる川を連想させてくれる。
 このあと、どうせここまで来たのだから、塘路湖と細岡展望台も見ておくことにして車に乗り込む。
 車の走らせると同時に悔恨が襲ってきた。
 そこから未舗装の砂利道が続いていたからだ。
 そこには大小の穴ボコが、それも浅いもの、深いものが不規則にあって、私の下手くそな運転では避けて通ることはできなかった。
 結果、車は不規則に上下に、小刻みに、また、大きく左右にユックリと揺れたりと翻弄される散々な道行きとなってしまった。 これには参り、自分の記憶力の良さが恨めしく思ったほどである。
 こんな道が4Kmくらい続き、やっと舗装道路に出たときにはヘトヘトになっていた。
 そこから塘路湖までは直ぐだった。
 この湖に格別の特徴があるわけでなく、景色が優れているわけでもないが、周囲には遊歩道が設けられていたので、これを歩いてみる。
 これもどこにでもある散歩道で格別取り上げるものもなかったが、ここは縄文遺跡だったようで、当時の住居というもののレプリカのようなものが復元されていたが、どこまで忠実であるかは素人の私にも大いに疑問が湧くものだった。
 なお、ここにはヒツジグサが咲くとのことだったので、湖面に浮かんだ葉っぱを頼りに探してみるが見つけ出すことはできなかった。
 このあと、細岡展望台に行くが、ここも道が悪くて苦労するが、反面、展望台からの眺めは凡庸で感動する眺めではなかった。ここに5mくらいの展望櫓でも立て、そこから眺めれば感想はまた違ったものになったと考えられる。
 これで本日の観光は全て終わる。
 このあと、釧路の街に出て、食料品の買い出し、電気店でカメラとスマホの操作方法を教わり、ここから最も近い道の駅、阿寒町の道の駅『阿寒丹頂の里』へ行き、ここを今宵の宿とした。
 なお、風呂は道の駅の隣にある「赤いベレー』だったが、ここは『HO』に協賛していて無料だった。
 本日の走行距離は130Km。累積走行距離は6790Kmになった。
0 08_10
  《鶴居村内の草地で餌をついばむタンチョウ》

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