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2016-10

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木曽駒ヶ岳(乗越浄土まで) - 2016.10.21 Fri

 わが家のトイレの中のカレンダーは旅行会社のクラブツーリズムのカレンダーが掛かっている。この9、10月は、木曽駒ヶ岳は千畳敷の紅葉の写真である。
 今までは北海道の後始末に忙しく、これを見ても行きたいとは思わなかったが、ひと段落すると急に気になり始める。
 10月18日、天候が回復したので行ってみようかと思ったが、姫君に用事があったため、実行に移すには至らなかった。
 翌19日、朝、起きると雲が多く、あまり良い天気とはいえなかった。それでも朝食が終わった頃には雲も取れて青空が顔を覗かすようになった。
 このため、木曽駒ヶ岳のライブカメラを見てみると、青空が映っていたが、紅葉の状態は色がつぶれていて判然としなかった。
 それでも青空であることが分かると、急に行きたくなった。
 カメラを手に普段着のままで車に乗り込み、8時30分頃、自宅を出発する。
 何時もなら、国道19号を走るのだが、これから一般道を走っていては間に合わないので、小牧ICから東名高速道に乗り、小牧JCTから中央自動車道に乗り移り、一路、駒ヶ根ICを目指す。
 概ね2時間ほどで駒ヶ根に到着する。菅の台バスセンターの辺りにコンビニくらいはあるだろうと、直接、ここに行くが、生憎、この道筋にはコンビニはなかった。仕方がないので町のほうへ戻ると、セブンイレブンがあったので、ここで昼食の弁当を買って、再び、バスセンターへ戻る。
 ここの駐車場は、ほぼ満車に近い状態で、私の車は最奥のスペースに駐車することになった。普段なら文句の一つも口を突いて出るだろうが、これだけの人出が平日の本日にあるということは、千畳敷の紅葉が期待できると、むしろ喜んでいた。
 バスは30分間隔に出ているが、乗客数によって臨時バスも運行しているようで、私たちは臨時の11時30分発のバスに乗る。このバスは、始発のここでほぼ満員で、次の黒川平から乗った人の一部は補助席を使用した。
 ここからロープウェイ乗場のしらびそ平まで、およそ30分を擁す。この間、曲がりくねった1車線道路を走っていくが、この道をよくも運転できるものと感心するのは何時ものとおり、また、この道にはいろいろと思い出もあるので、それらを懐かしく思い起こしていると30分はあっという間に経過、しらびそ平に着いていた。
 ここからはロープウェイだが、これも10分くらい待つと乗ることができ、10分くらいで千畳敷に到着した。なお、ここの標高であるが、駅舎には2612mと書いてあるが、地形図から読み取ると2640mはある。この差異の原因が何処にあるのかは分からない。
 駅舎を出ると、千畳敷カールが一望できるが、これを見た途端、2人とも異口同音に「なんだ!」と落胆の言葉を発していた。
 それもそのはず、紅葉などは何処にもない。ただ、茶色の世界が広がっているだけだった。出がけに見たライブカメラの色はつぶれていたわけではなく、ある程度、忠実に写していたことが理解できた。
 さて、どうするかである。これでは写真を撮るといっても、撮る所がない。それならば、帰るかといっても、折角、ここまで来たので、直ぐに帰ってはモッタイナイといわざるを得ない。
木曽駒ヶ岳B
 考えた結果、乗越浄土へ通じる登山道、八丁坂を登ってみるということを姫君に提案してみる。
 姫君は、昨年、大手術を受けており、その後遺症とでもいうのだろうか、激しい運動はできないようになっている。このため、彼女自身は登山は完全に諦めているが、私は諦めなくてもよいと考えている。身体に負担がかからない程度にユックリと登っていけば大丈夫だと思っている。
 これで彼女の返事がどうであるか、暫くの間、待ってみる。すると、「行けるだろうか」というのが彼女の第一声であった。やはり、この景色を直に目にすれば、実績があるだけに血が騒ぐのだろう。家にいては考えられない前向きな考え方になったようだ。
 私は、休みを多く取り入れて息の上がらないようにユックリ歩いていけば大丈夫だと思っているので、その旨を告げる。すると、「行ってみようか」に変わってきた。「無理なら、そこから帰ってくればいいから……」と私が応じ、歩き始める。
 この千畳敷には、駅舎を中心にグルッと一回りする遊歩道が付けられている。この1周が概ね1kmである。
 この途中、標高2650mの辺りに登山道分岐があり、これを左手に進むと、これが八丁坂と呼ばれる急勾配の登山道が造られている。
 この道を登り上がった所が、乗越浄土と呼ばれる稜線上で、ここの標高は2850mである。したがって、この区間の標高差は200mである。ちなみに、この間の水平距離は800m余であることから、この斜度は25%ということになる。
 こんな経緯があって、駅舎前を歩き始めたのが12時25分頃。
 最初のうちは、遊歩道をいったん降り、次に緩やかに登っていく。この辺りは街歩きの靴でも歩くことができるような道なので、ノープロブレムである。
 問題は、登山道に入ってからである。目指す乗越浄土は見上げると遥か上のほうで、誰が見ても『これだけ登るのか』と嘆息するだろう厳しさである。
 かくいう私としても、山に登ったのは6月の八ヶ岳以来である。人の心配をするより、自分の心配をしなくてはならない。このため、何時も以上にユックリと歩いていく。
 ここは斜度25%というものの、ほぼ一定の角度を保つように登山道はジグザグに造られているので、ユックリと歩くぶんには見た目以上に楽に歩くことができる。それでも、姫君は肺活量が少なくなっているので、少し歩くと息遣いが荒くなる。「休もうか」と声をかけるが、「まだ、大丈夫」と思った以上に頑張りがきく。
 こんな状態だったので、途中で呼吸を整える短時間の休憩を3、4回しただけで、13時35分頃、乗越浄土まで辿り着いた。
 ここは、宝剣岳と伊那前岳を結ぶ稜線上の鞍部ということで、『乗越』の名前が付いている。だが、中央アルプスの主稜線は、宝剣岳、宝剣山荘、中岳を結ぶ稜線で、こことはほんの少しだがずれている。
 目の前に宝剣山荘と天狗荘という2つの山小屋、その奥には中岳が手の届くように見えている。これを見て、姫君が「中岳まで行こうか」という。ここまで登り上がって、いっぺんに自信が付いたようだ。
 でも、ここまで登られるようになっただけで充分である。来年への道が開けてきたからだ。
 ここで遅がけの昼食を摂り、14時頃、下山を始めた。
 帰りは遊歩道の反対側を通り、14時50分頃、ロープウェイの乗場へ返ってきた。
 帰りのロープウェイを待つ間、駅員から聞いた話では、今年の紅葉の期間は短く、10月5日には終わっていたとのことだった。
 このように紅葉には間に合わなかったが、姫君の復帰のめどがついたことは紅葉の空振りを補って余りあるもので、本日の収穫は充分過ぎるものがあったといえる。
木曽駒6505
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