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2015-04

バイカオウレン - 2015.04.29 Wed

やっと出合えたものの……
 4月24日、早朝散歩を終えて朝食を摂っていると窓の外がやけに眩しく感じた。昨日とはうって変わり、文句なしの快晴であった。
 こうなると昨日の青空のない冴えない天気が恨めしく感じるとともに、収穫のなかったことが返すがえすも残念に思え、何だかソワソワと落ち着かない気持ちになってきた。そして出した結論が、長石谷の再訪であった。
 姫君の御許しを得て、8時過ぎに自宅を出発する。
 何時もより遅い出だしだけに途中の道路渋滞を心配したが、これは思ったほどではなくて2時間ほどで新しく造られた御在所パーキングに到着した。
 しかし、ここで思いがけない事態が待ち受けていた。駐車場が満杯状態で、私の車を停める余地がなかったことだ。隣の温泉街へ通じるほうの駐車場には多くの空きスペースがあり、出来れば移りたいところであったが、生憎、両者は完全に切り離されていてフェンスを飛び越えないことにはかなわない夢であった。
 仕方なく、御在所山の家のほうへ駐車スペースを探しながらいってみる。すると、ここの前に設けられている10台余は駐車可能のスペースはまるまる空いていた。ただし、山の家が増築工事を行っているためか、半分は工事用車両のために地取りがしてあって登山者の車両は停めることはできなくなっていた。
 ここに停めるのであれば、長石谷行きは諦めて一ノ谷新道を歩くことにする。
 一ノ谷新道は御在所岳へ登る登山道の1つで、ここにはイワウチワはないがバイカオウレンなら咲く。また、少し足を伸ばせばハルリンドウにも合える可能性がある。これが分かっているので、行き先変更は刹那的に決まった。
 10時過ぎ、登山口を出発する。
 バイカオウレンの咲く場所にやってきた。いつもなら、この場所に来れば探す必要はないほど、自然に目に白い花が飛び込んでくるのだが、目の前にはそんなものはない。一瞬、『場所が違っているのか?』と辺りを見回して、何時もの雰囲気との違いを確認、間違いのないことを確かめていた。
 ここで場所は間違いないことが分かって、今度は地面に目を近付けて舐めるように視線を走らせていく。すると、白いものが見付かった。『あった』と安堵して、それに焦点を合わせると、バイカオウレンには違いなかったが、花びらの一部が欠落、そう、散り始めていたものだった。
 時期的には咲いていてもおかしくないのだが、昨日の馬ノ背尾根といい、本日のここ一ノ谷新道といい、花期は終わってしまっている。ということは、今年は暖かくて早く咲いたのかと思ってもみるが、これにはシックリとこない。その他の原因があるだろうかと、いろいろと原因に考えを巡らせていて、1つのことに思いが至った。それは、今年の4月は異常に雨が多かったということだ。これだけ雨が多いと、咲いた花も雨に叩かれて弱ってしまって早く寿命を終わらせたのではなかろうかという仮説だ。
 いずれにしても、バイカオウレンは諦めなければならない。
 ここで帰ることも考えたが、これでは2日続きで手ぶらでの御帰還となる。留守番の姫君のためにも、手ぶらだけは何とか避けなければならない。
 そこで、もう少し足を伸ばしてハルリンドウに期待を繋ぐことにする。
 こうして、再び、歩き始めて鷹見岩の手前の日当たりの良い場所にやってきた。この辺りでハルリンドウを見ることが多いので、注意深く左右に視線を走らせて歩いていると、願いはかなって1つが見付かった。
 これで目的は達成したので帰ってもよいのだが、折角、ここまで来たので本日は頂上まで行ってみることにした。
 12時20分、頂上広場のアデリア(飲食店)前に到着した。
 途中、20分くらいは撮影に費やしているので、実質2時間内外で到着したことになる。このコースは御在所岳に最短時間で登れ、私たちの最短記録は1時間20分くらいだったように記憶している。これに比べると、30、40分遅れだが、体力の衰えを勘案すれば、寧ろ、健闘した部類だろう。
 以前、頂上の一角にハルリンドウ(タテヤマリンドウだという人もいる)の群生地があったので、1212mの頂上に立ち寄った後で、ここへも足を伸ばしてみる。しかし、絶えてしまったのか、時期が早かったのかは分からないが、お目にかかることはなかった。
 この後、ミズバショウ公園へも行ってみたが、これには些か早かった。こんな具合で、何もないミズバショウ公園ではあったが、ザゼンソウだけは旬を迎えており、私にとってはミズバショウ以上に嬉しい収穫だった。
 13時30分、下山に取り掛かる。
 ルートは往路と同様に一ノ谷新道。当初は中道で降りるつもりであったが、花は何もないという登山者の話を聞いて、これを選んだ。
 結果的には、これが功を奏した。途中でバイカオウレンが見付かったからだ。
 2輪だけで、形もそれほど良いという訳ではなかったが、手ぶらで帰ることを思えばありがたいことであった。
 このルートは勾配がきついのに加えて根っこの階段状の部分が多い。脚力の衰えている私にとっては足だけで降りられず、必ず手の支えが必要なので降りといえどてこずる。お陰で登りと同様、2時間内外を要することとなってしまい、15時30分頃、足をガクガクさせながら登山口へ帰り着いた。でも、そこそこの収穫があったので、足を除けば身体の疲れはあまり感じなかった。

バイカオウレン

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