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2011-03

山野草2011・番外編B - 2011.03.31 Thu

シ キ ミ
 私の生まれ育った地方には、葬式の際に玄関もしくは門の前に特別の門柱のようなものを立てるというか、飾る風習があった。
 この門柱というのは、柱状に作った稲藁の周りに緑色の葉っぱをびっしりと突き刺して作られていた。私は、この正式な名前を知らないが、『シキビ』と呼んでいたような記憶がある。
 私が山歩きを初めて比較的早い時期にシキミの花を知った。そのとき、葬式に使われる葉っぱだと知り、私たちの呼称していた『シキビ』は方言であることが分かった。
 この花は、美しいという人もいるようだが、私には美しい花とは映らず、むしろグロテスクな印象を抱く。これは幼児期から葬式に使う葉っぱという先入観があるのが原因かもしれない。ちなみに、葬式の出棺に際して死者に水を含ませる儀式があるが、このときのスプーンの代替に、この葉っぱが使われる。
 なお、この花、葉っぱ、実などには猛毒が含まれていて、食すると死に至る可能性もあるとのことだ。トリカブトにも人を殺しだけの毒が含まれているが、毒物には指定されていない。だが、このシキミは植物で唯一の毒物に指定されているとの由。
 こんな具合に恐ろしい印象を受けるが、猛々しいばかりではなく、葉っぱは抹香、線香などの原料に用いられるという2つの顔を持っている。
 今年は、この花を3月27日に藤原岳への登山道脇で見ている。一応、写真に収めるには収めたが、これをプリントアウトする気にはならない。

シキミ

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