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2018-07

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ホテイランを鑑賞に八ヶ岳へ - 2018.06.07 Thu

 6月に入り、梅雨が、直ぐ、そこまでに近付いてきた。
 気象庁は、6月の2週目頃から梅雨入りになるのではないかという予報を発評していた。ということは、早ければ6月4日頃には宣言ということになってもおかしくはない。
 私としては、梅雨に入る前に行きたいところがある。このところ定番となっている八ヶ岳のホテイランの鑑賞である。
 今年は、3月下旬のヒロハアマナと5月中旬のクマガイソウを見に行っただけで、何処へも出かけていない。クマガイソウの際には、登山道でない場所を歩き、少しは自信を取り戻したが、次の機会にこの経験を生かそうという気持ちにはなかなかなれない。このため、山にはずっとご無沙汰となってしまっている。
 ホテイランは、美濃戸まで車を乗り入れれば、それほど歩かなくても見ることができるということもあって、こういう気持ちにさせるのかもしれない。
 そこで天気予報を改めて確かめてみると、2日、3日の土日が晴れ予想であるが、これが最後になるかもしれないとなっていた。
 したがって、この両日を逃すと、花が終わってしまう恐れもある。今年はただでさえ花の開花が早いので、次の晴れの日を待つ余裕はないという気持ちにさせられた。
 だが、困ったことに2日は小学校時代の同級生たちと生まれ故郷で会う予定になっていて、これを終えないと身動きが取れない。
 2日、旧友との出会いを終えて家に帰ってきたのが、17時過ぎであった。
 急ぎ、荷物を車に積み込んで、出発準備を整えて18時過ぎに自宅を出発する。
 何時もなら、国道19号で塩尻を経由して諏訪を通って美濃戸へという道を採るが、本日は遅がけの出発ということもあって、春日井から中央自動車道を使うことにする。
 恵那山トンネルを通り越して阿智パーキングエリア辺りで泊まることを考えていたが、この手前の恵那峡サービスエリアの手前辺りから薄暗くなり始めたこともあって、ここで泊まることにした。
 6月3日の朝を迎えた。ここの駐車場は、車道との間にちょっとした林があって、これにさえぎられているためか、心配した騒音も前夜から今朝にかけて気になることはなく、快適な一夜を過ごすことができた。
 5時頃、恵那峡サービスエリアを出発する。
 途中、駒ヶ岳サービスエリアに立ち寄っただけで、諏訪南インターチェンジで自動車道を降りる。
 ここからは、八ヶ岳ズームラインと呼称される道を通って鉢巻道路(県道107号)に出て、美濃戸口へという道順は、何度も、何度も走っているので、カーナビなどという面倒なものに頼らなくても体が覚えているので迷うことなく走ることができる。
 美濃戸口には、八ヶ岳山荘と美濃戸高原ロッヂという2軒の山小屋と3面の大きな駐車場を備えていて、八ヶ岳の主要登山口になっている。ちなみに、ここの駐車場は150台を収容することが可能な大きなもので、いっぱいになることは滅多にないが、ここにきてチラッと横目で見たときには3面共に開かれて、一杯になっているか否かは分からなかったが、相当数の車が止められていて大いに驚く。これとともに、本日が日曜日だということを再認識した。
 八ヶ岳へ登る場合、長野県側から登る場合と、山梨県側から登る場合がある。でも、主峰の赤岳に登る場合は、ここ美濃戸口から登る登山者が7割以上を占めていると私は思っている。このため、ある程度は混雑することも止む得ないが、本格的登山シーズンでもない今、このように混雑しているとは想像していなかった。
 でも、私たちはもう1つ奥の美濃戸へ行く予定であるので、ここの混雑は対岸の火事といった趣であった。
 ここから美濃戸まで距離は3.8キロメートルで、徒歩だと約1時間(反対の場合は45分)内外を要する。距離は短く、車でならば何の苦もないところだが、ここは地道である上に極端に路面が悪い。大石小石の散らばっている河原の中を走っているかの如くで、1度、走ってみると、2度と走りたくないと思うのだが、時間が経つと、この苦労を忘れて歩くよりはマシだと考える。走り終えてみると、次は車を乗り入れることはよそうと思うという繰り返しである。
 ちなみに、ある年の正月に車を乗り入れたことがある。このときの車は4輪駆動仕様(4WD)に普通タイヤにチェーンを付けるというものであった。往路は何事も起こらなかった。復路に問題が発生した。降り勾配であり、所々でブレーキを踏むのだが、車はハンドルの操作を無視して自分勝手に動いてしまうようになった。フットブレーキを使うことを諦めて、手動ブレーキの操作で乗り切ることにして、万が一の危険回避の意味を込めて姫君を降ろして、必死に運転して美濃戸口に到着したという思い出もある。なお、車の暴走の原因は、4WD車に重量のある鉄製のチェ―ンを付けると、バランスを崩してこのようになるのだと車屋に説明されたが、真偽のほどは今でも分からない。
 何れにしても、こんな道である。上下、左右に大きくゆられて、必死にハンドルに掴まってヘトヘトになりながら美濃戸に到着した。
 美濃戸には、やまのこ村、八ヶ岳山荘、美濃戸山荘という3つの山荘があり、ここには各小屋の収容台数の合計が70台という駐車場が備わっている。
 私たちは、何時も、この中で一番に収容台数の多い真ん中の山小屋、八ヶ岳山荘に停めるので、このときも、ここへ乗り入れようとするが、その手前で進入を禁止するかのように三角コーンが置かれていた。
 手前のやまのこ村にいた従業員に訊くと、「私のところもいっぱい。下の方に停めてきてください」と思ってもいなかったことを言う。
 下の美濃戸口の駐車場の盛況で、ここの満杯を予想しなかったことを悔いてはみても、今からでは如何ともし難く、とにかく、戻るより他に方法はなかった。
 戻りながら、この道を観察すると、道路の幅員が広がった所はすれ違い用の空地、また、周囲の山の中へ車を突っ込めそうな場所には諏訪ナンバーの車(軽自動車が主体)が停めてあって、登山者が停めるような余地はなかった。
 引き返す際、私の頭の中にあったのは、この道が二股に分かれている辺り(この先にも同じように交わる所がある)の空地に停めることであった。先ほど、ここを通ったときに駐車する余地があることを確認しているので、そのままであってくれることを祈る気持ちであった。
 ここまで戻ってくると、私が思い描いていた場所とは違うが、山の中へ車を乗り入れられる空地があって、道路上に停めなくともよかったので、安心して駐車させることができた。
 ここで、前夜、恵那峡サービスエリアのコンビニで買い置いた朝食をユックリと食べ、これからの歩きに備える。
2018_06_03 カモメラン
 7時30分頃、歩き始める。
 車で走っているときには感じなかったが、実際に自分の足で歩いてみると、ここが緩やかだとは言っても登り勾配であることが分かり、上の駐車場に停められなかったことを呪いながら歩くことになった。
 この道は、昔は美濃戸口に車を停めて歩くことが普通であった。だいたい、美濃戸口の駐車料金が500円であるのに対して、美濃戸のそれは1000円である。貧乏人の私たちには、この差額は大きく感じられ、特別な場合を除くと歩くことが普通であった。足が弱ってくると、500円余分に支払っても、美濃戸まで行けたほうがよいと考えるようになってきた。今から考えると、不思議というか、よく歩いたものだと思える。
 ここを歩いていて、1番の思い出は美濃戸からアブがずっと追いかけてきて、追い払っても、追い払っても離れずに執拗に攻撃を仕掛けてくるので、美濃戸口に到着したときには血だらけになっていた。今となっては、これも楽しい思い出である。
 再び、美濃戸へ到着したとき、八ヶ岳山荘前の道路上に置かれていた三角コーンは取り払われていた。早朝の下山者が、早々に帰っていったことによって、駐車場に空きができたようである。そういえば、駐車地から、ここにくるまでに降りていった3台ばかりの車とすれ違っており、これらの分が空いたらしい。こんなことなら、もう30分も遅くくれば良かったことになる。残念なことをしたと悔やむことになった。
 赤岳山荘の前にきたとき、老登山者が「カモメランが咲いている」と私たちに向かって語りかけてきた。「何処ですか」と尋ねると、親切に小屋の横にある小さな岩の所に連れて行ってくれた。そこまで行っても何処かが分からず、「何処ですか」と、再度、質問する。すると、「ここです」と言って、この岩を指差す。
 その岩に目を近付けて見てみると、そこには数株のピンクの小さな花が咲いていた。花が小さいので、それと分かっていなくては仮に岩の前に立ったとしても、これを判別することは難しかっただろう。
 カモメランという名前は知っていたが、これまで実物を見たことはなく、その色や姿形は、今回、実物を見て初めて知った。こんな花だけに嬉しさはひとしおで、駐車場がなくて、戻って歩いてきたという不運を補ってあまりないものであった。
 美濃戸山荘の横から南沢に入っていく。
 すくに堰堤があるので、これを越えて沢に降りて、1度、徒渉して沢沿いに歩いていく。
 少し歩くと緑色のロープが張られている。最初にホテイランを探しにきたとき、ここの崖の上の方にこの花が咲いていたことを思い出し、注意深くその辺りを見回してみるが、それらしきものは見付からなかった。
 以後、注意して登山道を進んで行くが、最初に見付けたのは姫君だった。「あったわよ」といい、谷側にしゃがみこんだ。
 少し遅れて、私も撮影に加わったが、少し時期が遅いのか、真ん中の色模様がスッキリとしていない。今年は花の咲くのが例年よりも早い。内心、ホテイランも早く咲いたようだと思い、今年は収穫がないかもしれないと弱気の虫が頭をもたげ出した。
 狭い痩せ尾根の所へやってきた。ここは踏み跡が小さく1周できるように付いている所で、ここを下へ降りていくと、昨年、ホテイランが2つ並んで咲いていた。ここへくると、ここには何と4つが固まって咲いているではないか。これは本当かと、再度、見直したくらいである。見直しても、やはり現実は変わらなかった。これまで何回もきているが、同じフレームに2つ以上のホテイランが入ることはなかったので、4つが1枚の写真に収まることは、このあとでも見ることができるかと問われれば、否定するであろう。
 これだけ、珍しいシチュエーションである。早速、三脚を立てて、丁寧に撮影し始めた。
 本日は天気予報通りに快晴だったが、惜しいことに、ここは樹林の中で陽の光が入り込まず、薄暗い感じである。このため、被写体が暗く、ファインダー越しに覗くそれは細かい所が私の目にはイマイチ判然としない。写真を撮る分には難はないが、ピント合わせには苦労した。先ほどのカモメランは太陽の光をさえぎるものはなかったので、ピントが合わせ易かったことに比べると、このホテイランは明らかに不利であった。
 こうして苦労はあったが、撮影枚数でカバーするという下手特有の方法でカバーして何とか満足できるものが出来上がった。
 これで目的は達成したので、下山に取り掛かる。何年か前、ここにきたとき、イチヨウランを教えてもらって撮影したので、柳の下のドジョウ狙いで、丹念に探してみたが、結局は空振りに終わり、諺どおりであることを再認識させられた。
 美濃戸から三叉路まで歩かねばならないが、こちらから行く場合は降り勾配であり、往路の苦労を味わうことなく、難なく車に到着する。
 だが、まだ気が抜けない。美濃戸口までの悪路との戦いがある。往路と同様に上下に、左右に大いに揺さぶられて、クタクタになりながら最後の橋を渡る。それまでに私の車の後ろには乗用車に付かれていたので、ここの空地で幅寄せして追い抜いてもらう。すると、1台だけではなかった。私の後ろには3台が繋がっていたらしく、これらが次々と追い越していった。この悪路も乗用車と私のようなトラックでは揺れる度合いが異なることが、これだけでもよく分かった。
 美濃戸口に到着、危険地帯を脱出したことになってヤレヤレであった。このとき、時刻は11時前で、時間はたっぷり残っていた。
 そこで計画どおり、権現岳山麓でオキナグサを見ることにする。ちなみに、オキナグサは既に花は終わっているのだが、この花には花後にも見所はある。名前の由来になった老人の白い髭状のものが花後に見られるからだ。これは他の花にたとえると、チングルマの花穂を白くした感じのもので、前回訪れたときはまだ白くなる前だったので、これを見てみたいと、かねてより思っていたという経緯があった。
 だが、ここへ行く道順が定かでない。このため、近くの道の駅『こぶちざわ』で情報収集することにした。
 ここの道の駅には観光案内所があり、ここで情報を収集する。ここは親切で、地図をくれて親切に説明してくれる。
 教えられたように車を走らせると、見慣れた駐車場に到着する。だが、ここも駐車車両でいっぱいで、既に指定外にも車が止められている状態であった。これも、日曜日効果であろうか。私たちも、普段であれば停めないであろう邪魔にならない場所に駐車させ、オキナグサの自生地へ向かう。
 この道は、権現岳の登山道にもなっていて、この時刻にもなると早出の登山者がボツボツと帰ってくるのに出会った。中には、20名以上の団体もあり、これは下の駐車場に停めてあった埼玉(所沢)ナンバーのバスの乗客だと推定が付いた。
 オキナグサの自生地に到着すると、白くなったものもあるにはあったが、タンポポの花穂のようにまん丸のもので、もう少し形が崩れたもののほうが命名の雰囲気が出ていただろうと、少し残念でもあった。
 だが、これで当初の目的は達成、カモメランのオマケまで付いたことに満足して、帰ることにした。本当は、もう少し滞在したかったが、私が薬を忘れたこともあってこうなってしまった。
2018_06_03 ホテイラン
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フクジュソウが咲き始める - 2018.02.22 Thu

 本日、朝食後に恒例になっている散歩に出かける。
 散歩のコースは、自宅から名城公園、名古屋市役所、名古屋城正門、ナゴヤキャッスルホテルを通って自宅に戻るという周回コースで、1周5キロメートル内外を50分くらいかけて歩いている。ちなみに、このコースを散歩で歩き始めた頃は、1周を45分くらいで歩いていたのが、何時の間にか5分ばかり遅れるようになっている。それだけ足の動きが悪くなったようである。
 本日、何時ものように歩いていると、名城公園の手前で姫君が、「フクジュソウを見てみようか」という。
 前回、何時だったかは忘れたが、ここを訪れたときには、影も形も見えなかったが、このときからだいぶ経っているし、このところ天気も良い日が続いていることもあって、『ひょっとしたら咲いているかも……』との思いもあって、寄り道をすることに同意、公園の中へ入っていった。
 公園法が改正されて公園の中に店舗を建てて良くなったとかで、この公園の中にも貸店舗1棟が建てられて、ここに喫茶店、食堂、コンビニ、スポーツシューズ店などが入店、以前に比べると異なった活況を呈している。また、これら店舗の集客を図るためか、種々の催しが企画されるらしく、本日は撮影会でも行われるのか、撮影設備を広場に広げて準備に余念がなかった。
 これを横目に、フクジュソウが植えられている花壇へと歩みを進めた。
 フクジュソウは、この林の中、2ヶ所ばかりに植え込みが造られているが、今年はどんな具合だろうと心がときめく。目指す場所に近付くと、昨年、フクジュソウが咲いていた場所に黄色い固まりが見えていて、今年も健在であることが分かった。ここで確認して、もう1ヶ所にも足を伸ばすと、日当たりの悪いほうのこちらも、前の所に比べると小さいものではあったが、5、6輪が花を開いていた。
 今年は前年に比べると、寒さは厳しいように感じられ、これらの開花は遅れるのではないかと思っていたが、春の訪れを確実に先取りして花を咲かせるフクジュソウを見るにつけ、厳しい寒さだと感じるのは私だけのことかもしれないとの思いが頭をもたげてきた。
 散歩が終わって自宅へ帰るが、先ほどのフクジュソウのことが頭から離れず、その足でカメラを持って、再度、名城公園へ訪れる。
 フクジュソウを撮影して、辺りをグルッと回ってみると、マンサク、ロウバイ、ミツマタの木の花は花を付け始めていた。この調子なら草花も咲いているかもしれないと思って探してみると、オオイヌノフグリ、ホトケノザ、ヒメオドリコソウなどなど、早春を彩る花々が顔を覗かせていた。
 まだ、まだ、寒いが、山野草は寒いとはいわずにこうして活動を開始している。私も負けてはおれず、ボチボチと動き始めなくては思った次第である。
2018_02_22 フクジュソウ

奇形チゴユリに初対面 - 2017.05.23 Tue

 5月14日と15日の両日、下呂温泉で泊まりの大雁時代の有志11名で同窓会が行われ、私も出席した。
 折角、ここまで出かけてきたので、姫君と会が終わってから合流して、その足で新穂高温泉、美ヶ原で遊ぶ。
 帰りには木曽町(旧・木曽福島町)の城山(じょうやま)で花探索を行う。
 この山は、木曽福島のシンボル的存在の山で、この周辺には何本もの自然遊歩道が整備されていて市民の手ごろな憩いの場所になっている。
 それよりも、この山は花の名所であることが私を惹きつけ、ここを知ってからはほぼ毎年のように訪れている。
 このため、城山の頂上(1281m)まで登ったのは1回のみ、これ以外はこの山の周辺に敷設された城山自然歩道を歩いて花の探索を行うのを常としている。
 前夜、美ヶ原から直接にここまで走り、ここの道の駅に泊まったので、ユックリとここを出発、町の中心部にある公営駐車場に車を停める。
 ここから興禅寺の裏手にある遊歩道入口まで直ぐである。
 最初のとき、この入口近くでアメリカンスミレサイシンのミニ群生があったので、これを見るのを楽しみにしているが、これを見られたのは最初の1、2年だけで、以後、まったく見かけなくなっている。今年はどうだろうと、その辺りを丹念に探してみるが、1つのそれも見ることはなかった。
 これは幸先が悪いと悲観しかけたが、そんなことはなかった。
 遊歩道を歩き始めて最初に出合ったのはユキザサであった。この辺りでは蕾が多く、時期が少し早いかと思っていたが、歩いていくにしたがって花を開いたものが多くなり、この花にとっては今が最盛期であったことを知らされることになる。
2017_05_18 チゴユリ7699
 次いで、ニリンソウのミニ群生地にやってきた。だが、これは少し時期が遅かったのか、終わりかけている感が強く、あまり形の良いのには巡り合わず、これに関しては1枚の写真も撮ることはなかった。
 だが、これを残念がる必要はなかった。
 次に現れたのが、イカリソウだった。イカリソウは、鈴鹿の狗留尊山の麓の長楽寺の周辺で見ているが、今年はここには咲いていなかった。このため、ここで見るのが最初であったので、これまた、丹念に撮影する。
 収穫は、これだけではなかった。
 これまた、今年は初見となるチゴユリも、この道筋の所々に顔を出し、これも私たちを喜ばしてくれた。
 とある場所で、姫君が大きな声で呼びかけてきた。「ねぇ、ねぇ、2つも花を付けたのがあるわよ」と……。私は、チゴユリは1つの花を付けるものだと思い込んでいたので、にわかには信じ難く、「本当か?」と疑いを隠さず、姫君のカメラのレンズの先を覗き込む。すると、2つというのは本当だった。
 これには大喜びで、失敗してなるものかと丁寧に撮影した。これだけでも、本日、ここへきただけのことはあったと大いに興奮する。
 しかし、興奮はこれだけでは終わらなかった。
 今度は3つの花を付けるチゴユリが見付かったのだ。この発見も姫君だったので、私が声を大にしていうのも少し気が引けるが、1日で変わり種を2つも発見するとは何という幸運かと有頂天であった。
2017_05_18 チゴユリ7812


最後のイワザクラになるか - 2017.05.09 Tue

 最近の私は、『死に支度』に掛かりきりになっている。このため、ブログに向き合うことも縁遠くなっている。
 手掛けていることは、『車旅日記』に引き続き、『北海道の花旅』を上梓したのを始め、『北海道 百名山の旅』に取り掛かり、北海道3部作の完成を目指していた。これらには概ね目処が付いたことから、今度は鈴鹿の花々を中心とする『花 ひとりごと』(仮題)と名付けた随筆集を発行するべく準備中である。
 このような忙しい日々を過ごしているが、この合い間に気になっていたイワザクラの鑑賞に出掛ける。
 4月23日のことだ。
 この日は、好天の日曜日。鈴鹿の山も混雑が予想されたが、何とかなるだろうと思って出発した。
 いざ、着いてみると、出発時の心配は杞憂ではなく、本当となってしまった。
 湯の山の旅館街の奥の駐車場に到着する以前に、この道筋の空地という空地には車がビッシリと駐車してあった。
 鎌ヶ岳の長石谷ルートの登山口の空地にも4、5台もが押し込まれている始末で、この状態では最奥の正規の駐車場まで行ったとしても、停められないことは分かるので、ここから引き返すことになる。
 鈴鹿スカイラインに空地を見付けて路上駐車しようと車を走らせる。
 御在所山の家の先まで行けば、何とかなるだろうと思っていたが、旧料金場駐車場の辺りで、助手席の姫君が、「駐車場、空いているわよ」という。私には、このことは分からなかったが、慌ててブレーキを踏み、駐車場へ入っていった。
 何ということだろう。満車だと思い込んでいた駐車場に2台分の空きがあった。多分、早朝に出発した者が早くも下山したのだろうことが推定される。
 そんなことはどうでもいいことで、駐車できればそれだけで充分である。
 早速、身支度を整えて、先ほど、Uターンした長石谷登山口まで車道を降っていく。
 このルートは最初に徒渉しなくてはならない。以前、ここには鉄の橋が架かっていたのだが、7、8年前にここを襲った集中豪雨禍で流失してしまい、以後、徒渉せざるを得なくなっている。
 以前、橋があったということは、ここの徒渉が危険なためということにほかならず、以後、ここの徒渉には苦労している。
 この日は水位がそれほどあったわけではない。しかし、岩と岩の間に足が届くときなら何とかなるが、次の岩へ向かって飛んで渡らなくてはならないという場面になると、今の私には危なくて対処することができない。こんなときは、岩にしがみつき、次の岩に足を伸ばせるだけ伸ばして移動するという不恰好な姿を晒さねばならなかった。
 ここを渡り切れば、あとは何時ものというか、昔ながらの道が待ち受けているので何とかなる。
 最後の堰堤を越すまでは、概ね、谷の中に入らずとも、岸側に付けられた登山道を歩いていけばよいので問題はない。
 問題は、ここを過ぎて谷の中の遡上に入ってからである。
 こうなると、平衡感覚が鈍ってきているので、岩を伝い歩くという動作は大変である。何回も水の中に落ちそうになりながら、問題の地、イワザクラの咲く場所にやってきた。
 何時もなら、『咲いているだろうか』と心配しながらくるのだが、この日は違った。先ほど、すれ違った登山者からの情報で、咲いていることは分かっていたし、ここにはイワザクラの写真を撮る多くの人たちが固まっていた。
 こうして、今年も無事に、この花に対面することができたが、ここまでくるうちに味わった難儀さを考えると、来年はここまでくるのが無理かもしれないと思うようになった。寂しいことである。
DSC_0165.jpg

愛知県森林公園・植物園 - 2016.03.26 Sat

春の花が勢ぞろい!
 このところ、姫君は留守番続きであったので、何処かへお連れ申さねばと思う。候補地を考えていて、思い付いた場所が愛知県森林公園(植物園)であった。
3月23日。この日の天気は穏やかに晴れ上がった絶好のお出かけ日和であったこともあって、10時過ぎに自宅を出て、ここへ向かって車を走らせた。
 しかし、名古屋市を出外れた辺りから、私がクシャミを連発するようになり、これとともに鼻水が止まらなくなる。こうなると、身体もだるくなり、頭も何だか重い感じがしてくる。風邪の症状に似ている。
 私は掛かりつけ医からインフルエンザと肺炎の予防注射の接種を勧められたが断っている。ちなみは、姫君は述語ということもあり、大事をとって両方を受けている。
 このような事情があるので、『しまった』と反省してみるが、今となっては如何ともし難い。いずれにしても、風をこじらせてはいけないと考え、本日の森林公園は中止することにして、車をUターンさせて自宅に帰る。
 午後からは何もせずにテレビを視ていると、何時しか、クシャミも鼻水の症状も収まってしまっていて、たいしたことにはならなかった。
2016_03_24 シュンラン_0455
 翌24日。この日も前日同、良い天気であったが風があってか、前日よりは寒い。この条件であり、どうしようかとの迷いはあったが、取り敢えず、昨日の続きを実行することに決める。姫君にこのことを告げると、昨日の今日であることから心配するが、大丈夫だと押し切り、再び、森林公園に向かう。
 途中、コンビニのノボリ旗が激しく揺れ動くのを見て心配になるが、とにかく、現地に行ってからの相談だと思い、そのままに車を走らせた。
 森林公園・植物園の南口駐車場に着いたとき、風はそれほどではなく、いわゆる『そよ風』と行ったところで、ここまで来たことが正解であったと喜ぶ。それより、昨年、駐車場の周囲に植えられた桜の苗木に花が付き、折からの青空にいたく映え、一足早い春爛漫を演じていた。
 この植物園は、園内の中央部に展示館が建ち、西側が草花を中心とするゾーン、東側が樹木を主とする区域という大雑把な具合に分かれている。私たちは、何時も西側半分をグルッとまわることを常としている。
 南門入口で入場料200円を支払うと、『花マップ・3月』とこの時期だけに配られるカレンダーをくれる。
 見頃の花を尋ねると、花マップにしたがって、ハルリンドウ、ショウジョウバカマなどの咲く場所を教えてくれる。
 これを参考に、この地図を頼りに西側をグルッとひと回りし、花々を写真に収めて回った。
 その結果、草の花では、ウマノアシガタ、シュンラン、ショウジョウバカマ、ジロボウエンゴサク、スズカカンアオイ、ゼニバサイシン、ハルリンドウ、ヒメオドリコソウ、フタバアオイ、ムラサキゼニゴケなどなど。
 木の花では、アセビ、ウグイスカズラ、ハクモクレン、マンサク、レンギョウなどである。ちなみに、この他にもサンシュユなども撮ってはみたが、木の花は背が高く撮影が難しいこともあって総てが失敗という結果であった。
 こうして3時間余り、ジックリと春の花を堪能することができた。
 山の花も嬉しいが、こうした平地の花も労力を費やすことなく見ることができるので今の私たちにはうってつけになってきた。
2016_03_24 ハルリンドウ_0433

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