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2017-06

奇形チゴユリに初対面 - 2017.05.23 Tue

 5月14日と15日の両日、下呂温泉で泊まりの大雁時代の有志11名で同窓会が行われ、私も出席した。
 折角、ここまで出かけてきたので、姫君と会が終わってから合流して、その足で新穂高温泉、美ヶ原で遊ぶ。
 帰りには木曽町(旧・木曽福島町)の城山(じょうやま)で花探索を行う。
 この山は、木曽福島のシンボル的存在の山で、この周辺には何本もの自然遊歩道が整備されていて市民の手ごろな憩いの場所になっている。
 それよりも、この山は花の名所であることが私を惹きつけ、ここを知ってからはほぼ毎年のように訪れている。
 このため、城山の頂上(1281m)まで登ったのは1回のみ、これ以外はこの山の周辺に敷設された城山自然歩道を歩いて花の探索を行うのを常としている。
 前夜、美ヶ原から直接にここまで走り、ここの道の駅に泊まったので、ユックリとここを出発、町の中心部にある公営駐車場に車を停める。
 ここから興禅寺の裏手にある遊歩道入口まで直ぐである。
 最初のとき、この入口近くでアメリカンスミレサイシンのミニ群生があったので、これを見るのを楽しみにしているが、これを見られたのは最初の1、2年だけで、以後、まったく見かけなくなっている。今年はどうだろうと、その辺りを丹念に探してみるが、1つのそれも見ることはなかった。
 これは幸先が悪いと悲観しかけたが、そんなことはなかった。
 遊歩道を歩き始めて最初に出合ったのはユキザサであった。この辺りでは蕾が多く、時期が少し早いかと思っていたが、歩いていくにしたがって花を開いたものが多くなり、この花にとっては今が最盛期であったことを知らされることになる。
2017_05_18 チゴユリ7699
 次いで、ニリンソウのミニ群生地にやってきた。だが、これは少し時期が遅かったのか、終わりかけている感が強く、あまり形の良いのには巡り合わず、これに関しては1枚の写真も撮ることはなかった。
 だが、これを残念がる必要はなかった。
 次に現れたのが、イカリソウだった。イカリソウは、鈴鹿の狗留尊山の麓の長楽寺の周辺で見ているが、今年はここには咲いていなかった。このため、ここで見るのが最初であったので、これまた、丹念に撮影する。
 収穫は、これだけではなかった。
 これまた、今年は初見となるチゴユリも、この道筋の所々に顔を出し、これも私たちを喜ばしてくれた。
 とある場所で、姫君が大きな声で呼びかけてきた。「ねぇ、ねぇ、2つも花を付けたのがあるわよ」と……。私は、チゴユリは1つの花を付けるものだと思い込んでいたので、にわかには信じ難く、「本当か?」と疑いを隠さず、姫君のカメラのレンズの先を覗き込む。すると、2つというのは本当だった。
 これには大喜びで、失敗してなるものかと丁寧に撮影した。これだけでも、本日、ここへきただけのことはあったと大いに興奮する。
 しかし、興奮はこれだけでは終わらなかった。
 今度は3つの花を付けるチゴユリが見付かったのだ。この発見も姫君だったので、私が声を大にしていうのも少し気が引けるが、1日で変わり種を2つも発見するとは何という幸運かと有頂天であった。
2017_05_18 チゴユリ7812


最後のイワザクラになるか - 2017.05.09 Tue

 最近の私は、『死に支度』に掛かりきりになっている。このため、ブログに向き合うことも縁遠くなっている。
 手掛けていることは、『車旅日記』に引き続き、『北海道の花旅』を上梓したのを始め、『北海道 百名山の旅』に取り掛かり、北海道3部作の完成を目指していた。これらには概ね目処が付いたことから、今度は鈴鹿の花々を中心とする『花 ひとりごと』(仮題)と名付けた随筆集を発行するべく準備中である。
 このような忙しい日々を過ごしているが、この合い間に気になっていたイワザクラの鑑賞に出掛ける。
 4月23日のことだ。
 この日は、好天の日曜日。鈴鹿の山も混雑が予想されたが、何とかなるだろうと思って出発した。
 いざ、着いてみると、出発時の心配は杞憂ではなく、本当となってしまった。
 湯の山の旅館街の奥の駐車場に到着する以前に、この道筋の空地という空地には車がビッシリと駐車してあった。
 鎌ヶ岳の長石谷ルートの登山口の空地にも4、5台もが押し込まれている始末で、この状態では最奥の正規の駐車場まで行ったとしても、停められないことは分かるので、ここから引き返すことになる。
 鈴鹿スカイラインに空地を見付けて路上駐車しようと車を走らせる。
 御在所山の家の先まで行けば、何とかなるだろうと思っていたが、旧料金場駐車場の辺りで、助手席の姫君が、「駐車場、空いているわよ」という。私には、このことは分からなかったが、慌ててブレーキを踏み、駐車場へ入っていった。
 何ということだろう。満車だと思い込んでいた駐車場に2台分の空きがあった。多分、早朝に出発した者が早くも下山したのだろうことが推定される。
 そんなことはどうでもいいことで、駐車できればそれだけで充分である。
 早速、身支度を整えて、先ほど、Uターンした長石谷登山口まで車道を降っていく。
 このルートは最初に徒渉しなくてはならない。以前、ここには鉄の橋が架かっていたのだが、7、8年前にここを襲った集中豪雨禍で流失してしまい、以後、徒渉せざるを得なくなっている。
 以前、橋があったということは、ここの徒渉が危険なためということにほかならず、以後、ここの徒渉には苦労している。
 この日は水位がそれほどあったわけではない。しかし、岩と岩の間に足が届くときなら何とかなるが、次の岩へ向かって飛んで渡らなくてはならないという場面になると、今の私には危なくて対処することができない。こんなときは、岩にしがみつき、次の岩に足を伸ばせるだけ伸ばして移動するという不恰好な姿を晒さねばならなかった。
 ここを渡り切れば、あとは何時ものというか、昔ながらの道が待ち受けているので何とかなる。
 最後の堰堤を越すまでは、概ね、谷の中に入らずとも、岸側に付けられた登山道を歩いていけばよいので問題はない。
 問題は、ここを過ぎて谷の中の遡上に入ってからである。
 こうなると、平衡感覚が鈍ってきているので、岩を伝い歩くという動作は大変である。何回も水の中に落ちそうになりながら、問題の地、イワザクラの咲く場所にやってきた。
 何時もなら、『咲いているだろうか』と心配しながらくるのだが、この日は違った。先ほど、すれ違った登山者からの情報で、咲いていることは分かっていたし、ここにはイワザクラの写真を撮る多くの人たちが固まっていた。
 こうして、今年も無事に、この花に対面することができたが、ここまでくるうちに味わった難儀さを考えると、来年はここまでくるのが無理かもしれないと思うようになった。寂しいことである。
DSC_0165.jpg

愛知県森林公園・植物園 - 2016.03.26 Sat

春の花が勢ぞろい!
 このところ、姫君は留守番続きであったので、何処かへお連れ申さねばと思う。候補地を考えていて、思い付いた場所が愛知県森林公園(植物園)であった。
3月23日。この日の天気は穏やかに晴れ上がった絶好のお出かけ日和であったこともあって、10時過ぎに自宅を出て、ここへ向かって車を走らせた。
 しかし、名古屋市を出外れた辺りから、私がクシャミを連発するようになり、これとともに鼻水が止まらなくなる。こうなると、身体もだるくなり、頭も何だか重い感じがしてくる。風邪の症状に似ている。
 私は掛かりつけ医からインフルエンザと肺炎の予防注射の接種を勧められたが断っている。ちなみは、姫君は述語ということもあり、大事をとって両方を受けている。
 このような事情があるので、『しまった』と反省してみるが、今となっては如何ともし難い。いずれにしても、風をこじらせてはいけないと考え、本日の森林公園は中止することにして、車をUターンさせて自宅に帰る。
 午後からは何もせずにテレビを視ていると、何時しか、クシャミも鼻水の症状も収まってしまっていて、たいしたことにはならなかった。
2016_03_24 シュンラン_0455
 翌24日。この日も前日同、良い天気であったが風があってか、前日よりは寒い。この条件であり、どうしようかとの迷いはあったが、取り敢えず、昨日の続きを実行することに決める。姫君にこのことを告げると、昨日の今日であることから心配するが、大丈夫だと押し切り、再び、森林公園に向かう。
 途中、コンビニのノボリ旗が激しく揺れ動くのを見て心配になるが、とにかく、現地に行ってからの相談だと思い、そのままに車を走らせた。
 森林公園・植物園の南口駐車場に着いたとき、風はそれほどではなく、いわゆる『そよ風』と行ったところで、ここまで来たことが正解であったと喜ぶ。それより、昨年、駐車場の周囲に植えられた桜の苗木に花が付き、折からの青空にいたく映え、一足早い春爛漫を演じていた。
 この植物園は、園内の中央部に展示館が建ち、西側が草花を中心とするゾーン、東側が樹木を主とする区域という大雑把な具合に分かれている。私たちは、何時も西側半分をグルッとまわることを常としている。
 南門入口で入場料200円を支払うと、『花マップ・3月』とこの時期だけに配られるカレンダーをくれる。
 見頃の花を尋ねると、花マップにしたがって、ハルリンドウ、ショウジョウバカマなどの咲く場所を教えてくれる。
 これを参考に、この地図を頼りに西側をグルッとひと回りし、花々を写真に収めて回った。
 その結果、草の花では、ウマノアシガタ、シュンラン、ショウジョウバカマ、ジロボウエンゴサク、スズカカンアオイ、ゼニバサイシン、ハルリンドウ、ヒメオドリコソウ、フタバアオイ、ムラサキゼニゴケなどなど。
 木の花では、アセビ、ウグイスカズラ、ハクモクレン、マンサク、レンギョウなどである。ちなみに、この他にもサンシュユなども撮ってはみたが、木の花は背が高く撮影が難しいこともあって総てが失敗という結果であった。
 こうして3時間余り、ジックリと春の花を堪能することができた。
 山の花も嬉しいが、こうした平地の花も労力を費やすことなく見ることができるので今の私たちにはうってつけになってきた。
2016_03_24 ハルリンドウ_0433

フクジュソウ - 2016.01.27 Wed

名城公園にフクジュソウが咲き始める
 このところ1週間ばかり、震え上がるような寒い日が続いた。
 この寒さで沖縄でも雪が降るという半世紀ぶりという珍事も報道されたが、私の住む名古屋では、寒いには違いなかったが、これほどの顕著なものではなかったので助かった。
 本日は、この寒さもひと区切りがつき、比較的、暖かい日になった。
 こうなると日課の散歩も、昨日までのように身体を思い切り縮めて少しでも早く帰られるように足早で歩くのではなく、ノンビリと歩き、寄り道することも考えるようになった。
 立ち寄り先は名城公園。目的はフクジュソウである。
 10日ほど前、1月16日にここを訪れたが、花はおろか芽も出してはいなかった。これ以後、寒い日が続いたので期待はしていなかったが、山では雪が解ければ日を置かず花を咲かせるので、『もしかして……』の淡い期待もあった。
 目的の場所に近付くと、「咲いているわよ」と、姫君が目ざとく黄色の花を見付ける。
 近寄ってみると、小さな蕾が数輪、その中に1輪だけだが、半開きになって中を覗かせているものもあった。この一帯、この小さな黄色がか弱な陽の光を受けて華やいだ輝きを帯びていて、ひと足先に春を迎えていた。
 私が山野草に興味を抱き、最初の頃に覚えた花の名前がフクジュソウであった。この花を最初に見たのは藤原岳だったように思うが、霊仙山だったかもしれない。
 後者であったとすれば、小さく雪の解けた丸い穴の中から黄色の花が顔を覗かせているという滅多にお目にかかることのないシチュエーションだった。最初からこんなビギナーズラックに恵まれたことになる。
 また、こんな思い出もあった。
 藤原岳から南へ伸びる孫太尾根を登ったときのことである。丸山へきたとき雪が降り始めた。ここに咲いていたフクジュソウの上にも雪が積もり始め、みるみるうちに花びらが凍ったようになってしまった。このような珍しい場面に遭遇して喜んで撮影していたのはよいが、帰り道が分からなくなってしまって帰るのに難儀したというオマケまでついた。
 このようにフクジュソウにはいろいろな思い出がある。
 もう1ヶ月も経てば、鈴鹿にもフクジュソウが咲き始めるだろうから忙しくなりそうだ。

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名城公園 - 2016.01.17 Sun

早春の草花が咲き始める!
 このところ寒い日が続いたが、これも昨日には少し緩んだようで、太陽の日差しを浴びると暖かく感じた。このような天気だったためか、『もしかして……』の予感がして何時もとは散歩のコースを変えて名城公園の中へ入って行った。
 真っ先に立ち寄ったのが、昨年、見付けたフクジュソウが咲く場所だった。しかし、如何に暖冬だとはいえ、この花には些か早かったようで、昨年の場所には芽すら出てはいなかった。
 次に訪れたのが、ロウバイの木の植わっている所だ。これに関しては数日前のテレビで『早くも咲きだした』とやっていたので、咲いていることは分かっていた。このため、咲いたのを見ても別に感動することはなかった。ここには1本だけだが、ロウバイの木が植わっている。この木には開花したものが半分、蕾状のものが半分といった状態で、まだ、1週間や10日は楽しめそうな塩梅であった。
 ここから何メートルも離れていない場所にあるマンサクは如何にと覗いてみたが、まだ、これには早いようで、固い蕾を付けているだけで、開花にはまだまだのようであった。
 何れにしても、まだ、小正月が過ぎたばかりの1月の半ばである。例年ならロウバイですら、まだ咲く時期ではないことを考えると、この花が見られたばかりで満足しなくてはと思いながら次へ足を運ぶ。
 あとは、オオイヌノフグリ、ハコベ、ホトケノザなどの野草であるが、フクジュソウや、マンサクの状態から推して、あまり期待は抱いていなかった。
 だが、探してもみものだ。
 ハコベこそ、見付からなかったがホトケノザやカラスノエンドウはボツボツと花を付けたものが散見され、オオイヌノフグリも1つだけであったが咲いているものに巡り合うことができた。
 このように昨年より早い開花に、今年は花の追っかけが早くなりそうだと、今から胸の高まりを感じていた。

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