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2018-02

賀老の滝Ⅱ(島牧村) - 2017.12.09 Sat

 8月5日、『道の駅 みなとま~れ寿都』に泊まる。前に泊まったときには、夏祭りが行われていて、寂しい祭りではあったが、それなりの活気があった。だが、この日は何もなく静かな夜であった。
 一夜が明けて8月6日を迎えた。本日も天気が良く、奥尻島へ渡るのに上々の日和であった。
 朝、弁慶岬で朝食の後片付けをして、後はやることもなく、フェリー乗場のある『せたな町』まで、走るだけである。
 『道の駅 よってけ!島牧』にきて、思い出した。前回、立ち寄った賀老の滝ではガスで何も見えなかったことを……。前回に比し、本日は青空で天気がまるで違う。幸いなことに、瀬棚港からフェリーが出るのは、1日1回で時刻は14時である。賀老の滝に立ち寄ったとしても、時間的には充分過ぎるくらいである。
 こうとなれば行ってみるだけだと思い、国道229号を左手に曲がる。
 ここ、賀老の滝は、半月ばかり前に行ったばかりで、ここへ行く道はハッキリと覚えている。しかも、前回は高度を上げるにしたがってガスに行く手を阻まれたが、本日は天気が良くて前回のようにガスに災いされることもなく、順調に走ることができ、賀老の滝の駐車場に到着した。
 ここから、5分か、10分くらい、舗装道路を歩いて行くと、そこが滝への降り口になっている。そこからは登山道のような道に変わり、展望台まで水平距離にして700メートル(m)、高低差150mを降っていく。
 本日は白い雲が多少は出ているとはいえ、青空が大半を占める最高の天気である。前回、何も見えなかったのが嘘のように、滝は目の前に見えていた。だが、展望台からそこまで意外に距離がある。もう少し何とかならないかと、川の中へ降りていくが、距離は縮まることはなかった。
 私たちにとっては、滝は間近で見るのが普通であるので、これだけの距離があると何だか物足りなさを感じた。そういえば華厳の滝の場合も、『展望台からの距離があって、こんな感じだった』と、ここと大差なかったことを思い出して諦めることにした。
2017_12_09 賀老ノ滝-4586

摩周湖Ⅱ(弟子屈町) - 2017.11.14 Tue

 7月10日、本日も前日に引き続いて摩周湖の日の出を狙っていた。
 朝、連泊した『道の駅 摩周温泉』で目覚めたとき、霧が出ていて天気はあまり良くはなさそうだった。このため、出掛けるのを躊躇していた。
 こうするには、こうするなりの理由があった。それは昨年のことだった。
 霧の深い朝だったが、湖まで行ってみないことには分からないと思い、真っ暗の中、車を走らせた。
 屈斜路湖へ通じる国道243号から摩周湖へ向かう道道52号へ曲がる所でのことだった。濃いガスの中を必死に見据えていたが、右折場所で道路事情を考慮することなく、信号だけを必死に眺めていた末、対向車線に出て右折する機会を待っていた。このとき、対向車線にトラックがやってきた。そのままでは正面衝突は避けられずに『ボケ老人が逆走』という新聞の見出しになっただろうが、トラックが停まってくれて難を免れた。
 このようなトラウマがある。同じ摩周湖へ行く際であるだけに自然に慎重になるのであろう。潔く行く気にはならずに、車の中で逡巡していると、霧が薄くなってきた。
 『しまった』と思ったが、『とき、既に遅し』であった。
 この結果、摩周湖の第3展望台手前の第1展望台に到着したときには、もう既に日の出は始まっていた。
 したがって、日の出の瞬間の色の変わる瞬間の写真は撮れず、これは諦めざるを得なかった。
 こんな折、反対の方向を向いたら、白樺林に日の光が入り始めていた。何時もは見ても美しいとは思わなかったこの林も、こうして目覚める瞬間には何だか活き活きとした息吹を感じられ、思わずシャッターを押していた。
2017_11_14 摩周第1-0368

稚内市開基百年記念塔 - 2017.10.28 Sat

 稚内市開基百年記念塔、これも稚内公園の一角にある。
 1879年に旧・宗谷村が設置され、役所などが正式に置かれたのを稚内市の開基として、これから数えて100年目の1978年に記念館ならびに展望塔が建てられたものだ。
 記念館の位置する場所は、海抜170メートル(m)の丘の上で、塔は地上80mである。この1階と2階に北方記念館が置かれている。また、この屋外には稚内市北方植物園が併設するように置かれている。
 この植物園は、塔ならびに記念館が開設された年に設置されたが、厳しい風雪の中で植物園を維持管理するのが困難となり、25年ほど前より閉園状態となったとのこと。
 その後、山野草好きの稚内市民が2007年にNPO法人稚内山野草同好会を結成、稚内市教育委員会の許可を得て、稚内市北方植物園(面積約1万1000平方メートル)を再生する活動に取り組み始め、以後、次第にその規模を広げてきている。
 そして現在では、ハクサンイチゲ、レブンコザクラ、ヒマラヤユキノシタ、エゾツツジ、エゾルリソウ、チシマキンバイ、イワヒゲ、タツタソウ、チョウノスケソウ、オキナグサ、ウルップソウ、エゾゴゼンタチバナ、リシリゲンゲ、ツルハナガタ、フイリオドリコソウ、ボタンキンバイ、ウラジロヨウラク、レブンソウ、チシマフウロ、レブンウスユキソウ、オヨベギキョウ、ミヤマアズマギク、リシリソウ、タカネナデシコ、チシマヒナゲシ、ヒマヤラトラノオ、トウゲブキ、リシリブシ、タムラソウなどが咲くといわれる。
 私たちは、ここを6月19日に訪れた。
 このとき、チチコグサ、シコタンハコベ、ホソバノミミナグサ、フイリオドリコソウ、チシマゼキショウなどが咲いていた。
2017_10_28 稚内公園-0577

御座峰行き余話 - 2016.05.13 Fri

ウンから見放され、ウンが付く
 5月12日、伊吹山から派生する尾根のなかでも多くの花が咲くことで有名な伊吹北尾根を、北側の国見峠から御座峰までの3キロメートル余を歩いた。
天気予報では朝から晴れ、ここへの道中では予報どおりであった。しかし、旧春日村に入って国見岳の辺りが見えるようになると、その辺りだけは白い雲に取り付かれていて、少し嫌な予感がした。登山口の峠に到着すると、曇りで肌寒いくらいで、最初からカッパを着ることを考えたくらいだった。
 本日の目的は、ヤマシャクヤクとヤマトグサの鑑賞だが、はたして出合うことができるか否かは微妙だと思っていた。これまでは姫君が見付けて、私が写真に撮るという大まかな役割分担できていたが、彼女の同道が得られないのでは確率は半分以下、いや1割程度であろうか。
 下のほうではチゴユリが所々で顔を見せたが、花は下を向いた半開き状態のものだったので、写真に残すほどではないとの思いが強く、横目で眺めるだけで立ち止まることもなく通り過ぎていた。こういう行動を取らせたのには、冷たい風が吹いていたことも一因であった。
 国見岳に近付いた頃には、頭上には青空が見えるようになり、目前のガスも薄くなって、幻想的な風景になってきて、頭の中では『写真を撮れ』という声と、『面倒臭い。もっといい条件で撮ればよい』という声の葛藤があったが、結局は後者が勝り、ザックを降ろすことなく歩き続け、結果的にはシャッターチャンスを逃してしまった。このような状況を振り返ってみると、私は写真家になる素養に欠けることが一目瞭然である。
 以前、姫君がヤマトグサを見付けた場所にやってきた。先ずは、見付けださなくてはと思って緊張するが、小さい花であることに加えて、この草自体が普通の雑草と変わらず、これといった特徴というものはないので、探し出すといっても、偶然の出合いを期待するだけである。暫くは、辺りに注意を払っていたが、そう上手く見付け出すことができるわけではなく、直ぐに諦めてしまう。
 先ほど、好転の兆しを見せた天気も、何時しか青空は消えて雲が多く、低く立ち込めてきた。これと共に寒さを、再び感じるようになり、これも何だかヤマトグサで空振りしたせいではないかと思えた。
 もう1つのヤマシャクヤクも一向に姿を現さない。
 この花は大輪であり、物を探し出すことを不得手としている私でも、探し出せる数少ない花である。これまでに咲いている場所とか、葉っぱを見た場所では立ち止まってユックリと視線を辺りに這わせてはみるが、結果は思わしいものではなかった。
 御座峰の近くまでやってきた頃には天気は完全に回復、先ほどまでは雲が立ち込めていたのが嘘のように感じる。何しろ、頭上は青一色、白い雲1つも見ることはできなくなっていた。こうなると気分は軽くなるが、収穫はと考えると、得るものは何もなく、暗澹たる気分にさせられる。
 こんな複雑な思いで御座峰頂上直下の急登を喘ぎあえぎ登っていると、軽やかな足取りで夫婦連れが降りてくるのに出会う。
 彼らと情報交換を行う。とはいっても、私の情報は実質的に何もないので、情報を交換するのではなく、一方的にもらうだけであったのが後ろめたかったが……。
 すると、彼らはヤマシャクヤクと出合っているとのことだった。花の数にすると10以上のものを見たとのことだった。これには、些か、ショックを受けた。それも小さい花ならいざ知らず、誰が見ても直ぐ分かる花をである。1つ、2つなら見落すことは考えられるが、揃いもそろって10全部を見落すとは目がおかしくなったか、頭がそうなったかと思わざるを得ないほどだった。
 話の途中、女性のほうが、「1度、お会いしている」と言い出す。私には記憶はないので、「何処で……」と問い返すと、「それ、キンランのとき……」との答えを聞き、記憶が戻ってくる。先日、キンランを撮影していると、彼らもこれを見にきたのだと……。そして、今年は咲いていなかったが、以前、ギンランが咲いていた場所を案内してもらったことの礼を改めて述べていた。
 彼らの伊吹北尾根での収穫は、このヤマシャクヤクだけではなかった。最近、鈴鹿ではめっきりと出合うことが少なくなったヤマブキソウも見たとのことだった。
 「何処で?」との問いに対して、「御座峰の頂上に咲いていた」との答えだった。
 ここの頂上は笹を丸く切り開いた所で、およそ花が咲くような環境ではないので、このことを言うと、「頂上から踏み跡があるので、そこを入っていった所」との答えが返ってきた。
 山歩きをしていると、意味のない所に踏み跡が付いていることがある。こういう所は女性が用足しに使う場所ということが多い。このことをいうと、「それは知らないが、そこに間違いない」とのことだった。この踏み跡の存在は知っていたが、そうと察していたので、これまでに足を踏み入れたことはなかった。
 何れにしても、本日の収穫はこれまでに再三にわたって見ているイチリンソウの他は小物、それも今年になって見たものばかりとなるとヤマブキソウのニュースは朗報であった。
 頂上に到着すると、ザックを担いだままで例の踏み跡へと入っていった。この踏み跡は少し先のほうまで続いており、途中で木の枝によって自然の行き止まりになっていた。ここまで来てみたが、ヤマブキソウは見付からなかった。彼女が見たというからには、この辺りの何れかにあるはずだと、今、入ってきた道を反対に戻り始めた。すると、通路の右手に数輪の黄色の花が目に止まった。『あった!』と、内心、大喜びであった。
 写真を撮るには、ここへ近寄らなければならない。邪魔な木の枝を押し広げて花の前に立つ。花は紛れもなくヤマブキソウであった。そこには3つが並んで咲いているもの、その隣には3つ、4つが不規則に固まっているものもあった。1輪だけだと思っていたのが、これは嬉しい誤算でもあった。
 これを見て、大急ぎでザックを降ろして、中からカメラと三脚を取り出し、撮影に取り掛かる。この辺りは未明まで雨が降っていたのか、地面が濡れているため、膝を降ろすことは憚られるので、立ち腰のままの不自由な姿勢でカメラのファインダーを眺めて操作していると、何かが臭ってくる。
 最初のうちは獣の糞でもあるのかと思い、撮影に没頭していた。しかし、段々と臭いがきつくなってくる感じで、近くにこれがあることは確かだと思い、念のため、ザックを持ち上げてみると、その下に何と人糞があるではないか。それもザックに押しつぶされた跡がクッキリと付いていた。
 私自身は腸が弱いためだと思うが、野糞の類いの話には事を欠くことはない。しかし、他人の野糞に遭遇したこと、その直接的な被害を蒙ったことはこれまでになく、こんなことは初めてのことだった。
 こうなると撮影もクソもないというは当然で、早々にザックを掴んで頂上広場に戻る。とにかく、汚れを取らなければならない。ティッシュペーパーで拭き取るが、こんなものでは役に立たない。ここで脱いだ長袖のシャツを雑巾代わりにしようかとも考えたが、これはモッタイないので、はめていた軍手で行うことにした。
 拭き取りは終るが、まだ臭うような気がしてならない。鼻を働かせてみると、そうでもないが、気分的にはプンプンと臭ってくる感じを払拭することできない。ザックを捨てていくことはできないので、仕方なくこれを担いで頂上の少し先まで行ってみることにした。
 すると、何ということだろうか。ヤマブキソウなどはいくらでもあるではないか。こんなことならあの場所で撮ることはなかったと悔やんでみるが、これを引かれ者の小唄とでもいうのだろう。
000 ヤマブキソウ3連
《これだけ綺麗に並んだヤマブキソウを見たことはなく、大喜びだった》
000 ヤマブキソウ1輪
《あとからジックリと見ると、葉っぱの上に溜まっているのも人糞かとも思えてくる》

奥伊吹詣 - 2016.03.20 Sun

セツブンソウの群生地
 近年、春先になると、毎年のように決まって訪れる場所がある。
 それは、伊吹山の西側の山麓のひなびた集落である。そこの正式の地名は、滋賀県米原市大久保という。
 ここにはセツブンソウの群生地があり、この集落では花の季節に合わせて『セツブンソウふれあい祭り』を開催するなど、この群生地を集落の宝として大切に守っている。
 3月17日(木曜日)、姫君と共にこのセツブンソウの群生地を訪れる。
 この日は、終日にわたって快晴が続き、気温も4月中旬と同じというポカポカ陽気で、花見物としてはもってこいの条件であった。
 11時頃、この集落に着くが、あまりの天気の良さに予定を変更して、もう1つの予定を先に済ませることにする。それは、この大久保集落の隣、下板並集落に咲く、アズマイチゲの鑑賞である。
 アズマイチゲは、気温とか、太陽の光に敏感に反応して花を開いたり閉じたりする気難しい花である。このため、この花が一斉に、そろって花が開いた様は、これまで1度も見たことがない。しかし、この日ならばとの予感があって私をここへ急がせた。
 ところが、いざ、アズマイチゲの群生地に着いてみると、まだ時間的に早かったようで日陰部分が多く、花を開いたものはポツポツと散見されるのみであった。このように目論見は見事に外れたが、陽の当たる午後ともなれば花も開くことだろうことが分かっているだけに、特段、落胆することはなかった。
00000 DSC_0124
 このような状態であるアズマイチゲは後回しにして、セツブンソウを先に済ませることにして、大久保集落まで戻る。
 集落内に設けられた駐車場に車を停めて、群生地まで歩いていく。その途中に出会った村人が、カメラを抱えた私たちの姿を見て、一瞥して花見物客だと推定したのだろう。「セツブンソウは終わってしまいました」と申し訳なさそうに教えてくれる。今年は暖かく、雪が少なかったので開花が早かったために、花は散ってしまったようだ。
 こうしてセツブンソウは空振りに終わったが、ここにはキバナノアマナが咲くので、これを探すことに気持ちを切り替える。
 群生地に到着して見ると、村人の言葉どおり、セツブンソウは葉っぱを残すのみ、見事に何も残ってはいなかった。
 これを見て、最初からキバナノアマナを探すことに専念する。
 この群生地の中は、花の保護のためか、いたる所にロープで立入禁止区域が設けられていて、広い群生地だといっても立入可能な場所は意外に少ない。このほうが小さい花を探すのには都合がよい。
 間もなく、第1号が見付かる。こうなると次から次へと新しいものが見付かることは何時もの通りで、都合、10株以上を見付けることができた。しかし、残念なことに、これまでに多くの人たちが立ち入っているためか、これら見付けた花の大半は形が壊れたものが多く、写真の被写体としては不適な物が大半であった。それでも、鈴鹿ではあまりお目にかかることの少ない花に出合えたことに満足して撮影を終える。ちなみに、鈴鹿でキバナノアマナを見たのは、藤原岳で1、2度、お目にかかっただけである。
 次は、キクザキイチゲである。この花は、以前、セツブンソウの群生地と背中合わせの場所の一角にポツンと咲いていた。数が多い年もあるが、反対に少ない年もあるので、『今年は、どうであろう』と、期待半分で行ってみる。
 結果は、今年は不作であった。一角の隅の方に紫色の1輪が頼りなげに咲いていたのみだった。
 ここで急に空腹感が襲ってきた。
 この大久保地区は商店というのもおこがましいような小さい店が1軒あるのみで、食堂などが存在するような土地柄ではない。これがあるのは、国道365号沿いの道の駅(伊吹の里)周辺のみである。このため、ここまで戻り、トイレを済ませて中へ入ろうとすると、何と、休みであった。これまでに休みにぶつかったことはなく、休みがあるとは思ってもいなかったので驚いた。だが、この周辺に蕎麦屋などがあって食事はできるため、大勢に影響を及ぼすまでには至らなかった。
 食事を終えて、再び、下板並集落へ戻る。
 アズマイチゲの群生地を訪れると、午前中には日陰になっていた所にも燦々と陽の光が降り注いでいた。この光を自分の中へ取り込もうとするかのように花びらをいっぱいに開いたアズマイチゲの群れが勢ぞろいしていた。
 ここには、これまでに何度となく訪れている。この際、1輪、2輪と花を開いたものを見ることはあったが、群落の花がこのようにそろって咲き誇る様は1度も見ることはなかっただけに大きな感激を味わうことになった。
 これらの一連の撮影を終え、満足感に包まれて、この集落を後にする。
 次に訪れたのは、午前中と同じく大久保集落である。ここを再訪したのは、セツブンソウに未練があったわけではなく、午前中には腹が減って後回しにしたミスミソウが目的の花であった。
 目的地へ行ってみると、咲いているには咲いていたが、ポツ、ポツ、ポツッと咲いているだけで、以前に比べると貧弱になった感が否めなかった。それでも、ミスミソウは今年になってからは初めて見る花であるので、懐かしさもあって花の前にうずくまることになった。
 こうして十分な収穫に大満足して、ルンルン気分で帰途に着いた。
 これだけに終わればよかったが、そうとはならなかった。
 途中、夕食のために立ち寄った食堂で、車止めがあると思い込んでバックしたところ、車が停まったのは柱にぶつかってのことであった。後刻、再確認すると、車止めに見えたのは後ろの白線であったというお粗末な話である。こうして車の後部バンパー部分の塗装が少しはげ落ち、小さい凹みの疵も付くという大きな被害を蒙ることになった。ちなみに、相手の柱は鉄骨に緩衝材が巻いてあったので、これが無疵で済んだことが不幸中の幸いであった。
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